【RWS】吉成名高が4月度ランキングでラジャダムナンスタジアム王者から1位に、王座は“強制返上”意外な理由

　ムエタイ二大殿堂のひとつラジャダムナンスタジアムの2025年4月度ランキングが発表され、ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級王者の名高・エイワスポーツジム（＝吉成名高/エイワスポーツジム）が同階級1位に、王座は空位となった。 　名高は2018年12月にラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級王座を奪取すると、2023年7月には同フライ級王座を奪取してタイ人以外の外国人として史上初の二階級制覇を達成。12月のRWSではラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級暫定王座決定戦で勝利し、3階級制覇。2024年2月には正規王者プレーオプラーオとの統一戦にも勝利し、正規王者となった。その後、3度の防衛に成功している。 　今回、名高が王者ではなく1位となったのは、3月のONE Championship日本大会に出場したことがその理由。プロモーター、テレビ局などの絡みから、ONEに出場した王者はタイトルを返上しなければならないとの決まりがあり、強制的に返上扱いになったという。 【写真】次戦は中国の『SPECE ONE』と所属する『BOM』のコラボ大会でOFGマッチが決まっている　まだ名高はONEへの継続参戦を決めたわけではなく、エイワスポーツジムの中川夏生会長は4月14日の記者会見にて「今後どの道に進んでいいか、ONEに進むか、ラジャダムナンに進むのか、そういったものは2人で話している部分でまだ決まっていません」と話していたが、“王座強制返上”で名高の気持ちがどっちに傾くかは明白ではないだろうか。