▼ライト級 5分3R
〇ウラジミール・トコフ(ロシア)9-2-0
[判定3-0] ※30-27, 29-28×2
×ジェイロ・パシェコ(ブラジル)7-2-0
1R、ともにオーソドックス構え。ダブルレッグテイクダウンのトコフ。パシェコの足をさばいてパス狙いに、背中を見せて立つパシェコ。そのバックにつくトコフは4の字ロックで背後から細かいパウンド。
2R、パシェコの速い右ロー、さらに打ち下ろしの右ストレートに腰が落ちたトコフだが、ダブルレッグへ。スクランブルで切り返そうとするパシェコに、金網に詰めるトコフはダブルレッグテイクダウン。ガードが効かないパシェコの足をさばき、1R同様にバック4の字ロック。足をほどいたパシェコは立とうとするが、トコフは背後からボディロック、ヒザを蹴って再び引き込むと背後から細かいヒジを突く。
3R、トコフの右足へのシングルレッグに長い右手を伸ばしてスイッチ、バックに回り、果敢に腕十字を狙うパシェコだが、すぐにさばいたトコフが、スクランブルするパシェコのスタンドバックに。手首を切って向き合い離れたパシェコ。左右を振るとトコフは足が泳ぐがシングルレッグへ。それを切るパシェコに、完全にトコフはガス欠に!
しかし、左アッパーで前に出るパシェコに、トコフは渾身のダブルレッグテイクダウン! ここでパシェコは、再び腰を切って、腕十字狙いから足を抱えてスイープ狙いへ。外されてバックを取り切れなかったパシェコを落としたトコフが最後は上になってパウンドし、ゴング。
判定は3-0(30-27, 29-28×2)でトコフが勝利。3月のランスギブソンJr戦の勝利に続く2連勝で、セコンドのヒョードルの祝福を受けた。