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2023年9月24日(日)PANCRASE 30周年記念大会Vol.1『PANCRASE 337』(立川ステージガーデン)の追加カードとして、バンタム級の注目カードが発表された。
▼バンタム級 5分3R
井村 塁(ALMA FIGHT GYM PUGNUS)1位・9勝2敗 ※所属変更
河村泰博(和術慧舟會AKZA)第2代Fighting Nexusバンタム級王者・14勝8敗1分
PANCRASEバンタム級1位の井村塁が、第2代Fighting Nexusバンタム級王者の河村康博と対戦する。
2020年ネオブラ同級優勝&MVPの井村は、プロデビューから怒涛の6連勝をすべてフィニッシュ勝利でトップ戦線に駆け上がったが、2021年12月に中島太一との「バンタム級 暫定王者決定戦」で2R TKO負けで戴冠ならず。続く、2022年4月のTSUNE戦でも判定負けで2連敗に。
しかし、2022年9月に平田丈二を2R、リアネイキドチョークで極めて再起を遂げると、12月の佐久間健太戦でも判定3-0で勝利。
そして2023年4月30日の前戦では、第11代修斗環太平洋バンタム級王者の石井逸人とのスクランブル合戦でバックを奪い、判定勝ち。3連勝をマークしている。
対する河村泰博は、現Fighting Nexusバンタム級王者。PANCRASEには3年ぶりの参戦で、デカゴンでは竹本啓哉、RYUKIらに勝利し、Fighting Nexusで戴冠。PANCRASE以降では、VTJでの佐藤将光戦、RIZINでのヒロ・ヤマニハ戦以外は勝利しており、2023年2月の前戦では、森永ユキトを得意のダースチョークで極めて、RIZINへのリベンジを宣言していた。
そんななか決まった組み技師対決。
14勝中、9の一本勝ちを誇る河村は、2022年8月にはグラップラー須藤拓真の足関節、ポジショニングを凌いで、がぶりからダースチョークを極めるなど、トップで強さを見せる。
井村は、長い手足を活かした下からの攻めから、近年はスクランブルでトップ、バックでの攻めで石井に競り勝っている。
また、2023年6月末に高校1年から8年間所属していた立川のネクサセンスを退会。CAVEで出稽古してきた関係から、石渡伸太郎代表による神田の新ジム「ALMA FIGHT GYM PUGNUS」に移籍。
「今の僕があるのは代表の植松さんはじめネクサセンスの皆さんのおかげだと思っています」「これからはもっと選手として高みを目指していくのと自分の夢に向かって行くつもりです! 期待に応えられるように頑張りますので応援よろしくお願いします」とSNSに記している。
心機一転、1位の井村がPANCRASEランカーのレベルの高さを見せつけるか。それともうねうねスタイルで捕まえにくい河村が、すり抜けてランキング入りを果たすか。両者ともにベルト、その先も見据えるバンタム級の好カードだ。