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インタビュー

【RIZIN】クレベル・コイケ、試合後全文「誰かがこのタイトルをかけて戦うのは正当ではない。朝倉選手とケラモフ選手の勝った方とやるのが正しい。朝倉とは大晦日でも」

2023/06/24 20:06

勝ちを確信したのは昨日です。オーバーした瞬間、自分は絶対に勝つと確信しました

━━昨日の計量ミスの落ち込みから、今日どうやって気持ちを盛り立てたのでしょうか。聖書だけなのでしょうか。

「先ほど言った以外にも、自分を助けてくれる、ボンサイチームだけなく、いろんな面で自分を助けてくれる精神科や栄養チームなど、みんなが回復させるのを手伝ってもらいました。家族、チーム、マネージャー、お父さん、お母さん兄弟、一緒に泣いてくれた奥さん、娘たち、マルキーニョス、サトシ……いろんな支えてくれる人がいました。それからもちろんファンの方にも感謝しています。温かくポジティブなメッセージをくれて、日本語をポルトガル語に翻訳して送ってくれる人もいました。受け取ったメッセージがたくさんのインスピレーションを与えてくれて、自分の存在やエネルギーが人々を変えることができるとも思いました。昨日は本当に難しい厳しい日でしたが、今日は違う日。どれだけ専念するかは、どれだけ犠牲にしたか、そういうものがたくさん自分にはあります」

━━ボクシングやキック、MMAなど、計量失格が重なったのは偶然だと思いますか。

「いつも自分は計量オーバーに批判的で、試合の70パーセントは体重を規定通りに持っていくことだと思っています。でも、自分にはたまにはコントロールできないことも起きてしまいます。人はそれに対して批判的になりますけど、1日何も飲まず食べず練習してみてください。どれほど辛いか分かります。とてもストレスがかかるもの。計量オーバーしたかったのではなく、どうしても400g、落とすことができなかった。足の毛も剃って、髪も切ってやろうと思ったけれど、サトシ先生に『それは無駄だ』と言われました。難しくて、コントロールできない。いや、ひとつ訂正を。『1日でもそれ試してみてください』と言いましたが、本当に危ないリスクを負うことなので、皆さんはやらないでください。自分はプロの選手なのでやっていますが、とても危ない」

━━ギリギリまで減量をしてリカバリなど、コンディションはどうだったでしょうか。スタミナにはどれくらいできていましたか?

「リカバリについては、すごく他の選手も言うけど、自分はそこまで気にしていません、体重を戻すことを。普通5、6キロで、10キロ戻すような人もいますが、減量して練習しているので、一晩で10キロ戻したら背中に砂袋を背負って戦うのと同じです。自分はリカバリーは気にしていません」

━━どの時点で勝てると確信しましたか? 相手をテイクダウンできたときなのか、パスガードした時なのか。

「勝ちを確信したのは昨日です。(体重)オーバーした瞬間、自分は絶対に勝つと確信しました。絶対に誰も自分に今日勝つことはできない。戦う前から確信していました。

━━フィニッシュの場面で後方にはスペースが足りませんでした。S字マウントから三角から腕十字を前方にあの形で極めようというのはいつもやっている形でしょうか。

「皆さん自分が三角絞めしかしないと思ってるけど、後ろから絞めるのにもいろんなことが出来ます。コーナーにいるサトシ選手は、メンター(師匠)でもあるのですが、“自分のやり方、絶対極められる”と声をかけられていました。あの形は大会でも練習でもよくやっていることなんです、自分は」

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