アリスター戦後に引退を匂わせたバダ・ハリが復帰戦、ヘビー級GP出場を狙って元UFCファイターと対戦する(C)GLORY
2023年9月9日(日)フランス・パリで開催される『GLORY 88』でバダ・ハリ(モロッコ)が復帰戦を行うことが発表された。メインイベントでジェームズ・マクスウィーニー(イギリス)との対戦が決定。
ハリは2023年10月のアリスター・オーフレイムとの決着戦に臨み、2度のダウンを奪われて判定5-0で敗れ、リング上で引退宣言ともとれる発言をしてその去就が注目されていた。アリスターはその後、ドーピング検査で陽性反応が出たため、この試合は無効試合となっている。38歳の今、復帰したハリは、今年12月のGLORYヘビー級グランプリ出場を視野に入れているという。
マクスウィーニーとの試合は、勝者が50万ドルの賞金を手にするグランプリの公式予選となることが決定している。
マクスウィーニーは6歳でキックボクシングを始め、18歳でアムステルダムに移り住み、オランダキックボクシング界の名伯楽ルシアン・カルビンのジムで修行を積み、キックボクシングでプロデビューした。
2006年にはMMAに転向し、『ジ・アルティメット・ファイター』に出場。準決勝でロイ・ネルソンに敗れたが、3度のUFC出場を果たして1勝2敗。2014年5月からはONEに参戦し、3戦して2勝1敗。MMAでは15勝18敗の戦績を残した。ベアナックルファイトやキックボクシングの試合もMMAと並行して行い、2021年9月にGLORYと契約。10月には『GLORY COLLISION 3』でグーカン・サキと勇敢に戦った。2022年12月にムエタイ世界&欧州王者ブーラ・エルドガンを破り、この試合に臨む。戦績は46勝(28KO)6敗。