バクーを訪れた榊原CEOはムサエフ、ケラモフらとどんな話し合いを行ったか(C)Vugar Karamov
RIZINの榊原信行CEOと、柏木信吾・海外事業担当がアゼルバイジャンを視察。今後についての重要な会談を行った。
現地では、現在Bellator参戦中のトフィック・ムサエフ、RIZIN3連勝中のヴガール・ケラモフ、4月大会で23秒KO勝利したメイマン・マメドフらファイターのほか、同国の青年スポーツ大臣であるファリド・ゲイボフ氏、在アゼルバイジャン日本大使らと会談。
RIZINアゼルバイジャン大会の構想と、来るべき7月さいたまスーパーアリーナでのスタジアムモードでの開催に向けた話し合いが行われた。
今回の旅の終わりに、RIZINをアゼルバイジャンで開催した際に利用する事になるであろうナショナルジムナスティック・アリーナで、新体操ヨーロッパ選手権をトフィック、ヴガール、チームメイト達と視察してきました!
— 榊󠄀原信行 Nobuyuki Sakakibara (@nobu_sakakibara) May 18, 2023
これから帰国します。 pic.twitter.com/hoUNDfAoYL
かねてよりムサエフが希望しているRIZINアゼルバイジャン大会実現に向け、榊原CEOは、ナショナルジムナスティック・アリーナも視察。「『RIZINをアゼルバイジャンで開催したい!』という強い意志と情熱を持って動いてくれています! まだまだハードルがありますが、実現に向けて前向きに動きますね!」とSNSに記した。
また、今回のアゼルバイジャン視察は、今夏のさいたまスーパーアリーナ大会にどう繋がるか。
ムサエフ、ケラモフ、マメドフの次戦は?
現在ムサエフは、堀口恭司同様にBellator契約選手だが、2022年7月にシドニー・アウトローを27秒TKOに下した後、2023年3月のBellatorライト級ワールドGP1回戦で アレクサンドル・シャブリーの前蹴りを受けて3R TKO負け。GP敗退により、再起の試合を模索している。
また、ケラモフは2021年6月に斎藤裕に判定負け後、中島太一に1R 三角絞めで一本勝ち、2022年7月に山本空良に判定勝ち、2023年4月の前戦で堀江圭功に2R リアネイキドチョークで一本勝ちと3連勝中で、次戦に期待がかかっている。
フェザー級王者・クレベル・コイケへの挑戦者が“順番待ち”のなか、ケラモフは、4月大会で山本空良に圧勝した金原正徳から「自分の強さの答え合わせをしたい」と対戦を求められており、朝倉未来も次戦の相手について、SNSで「ケラモフでもいいし、クレベルでもいいし、誰でもいいかな。正直全員勝てると思ってる」と対戦相手の候補のなかに入っていることを明かしている。
さらに、注目のフライ級で存在感を示したマメドフは、試合後に「最終目標としては、フライ級でベルトを獲りたい。ただ、そこに至るまではあと何回か対戦して経験を重ねて勝利を重ねる必要はある」と、新設されるフライ級王座を目指すことを語っている。
ムサエフ、ケラモフ、マメドフのアゼルバイジャン戦士たちの次戦はどうなるか。
7月さいたま大会では、すでに朝倉海vs.フアン・アーチュレッタによるRIZINバンタム級王座決定戦が内定しており、念願のスタジアムバージョン回帰も視野に、2022年9月にフロイド・メイウェザー・ジュニアと朝倉未来のエキシビションマッチを行った『超RIZIN』的な大会構想も持ち上がっている。
23日には『榊原社長に呼び出されました』に朝倉海が出演。アゼルバイジャンから帰国した榊原CEOが、今後のプランについて、朝倉海とともに語る予定だ。
4月1日の開幕戦から、ゴールデンウイークの2連戦、6月24日の『RIZIN.43』(真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)と怒涛の大会攻勢を仕掛けるRIZINのさらなる発表に注目だ。