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【RIZIN】朝倉未来「今年中にまた試合したい」ファンへ「また夢を追いかけたいと思う。最後、一緒に応援してもらえたら嬉しい」=全コメント

2023/05/01 01:05
 2023年4月29日(土)東京・国立代々木競技場第一体育館『RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』の第9試合フェザー級(66.0kg)5分3Rで、牛久絢太郎(K-Clann)に判定2-1で勝利した朝倉未来(トライフォース赤坂)が試合後インタビューに答えた。  2021年大晦日以来のMMAの試合を終えた朝倉は、心地よい疲れを感じているような柔和な表情で記者からの多くの質問に答えた。 平本戦は「タイミング次第では別に俺はいい」 ――試合の感想は? 「KOしたかったんですけれど出来なくて残念です」 ――実際に対戦しての牛久選手のイメージは? 「特にないです」 ――今後の展望は? 「今年中にまた試合したいなって。相手は誰でもいいです」 ――相手は誰でもいいということだが、クレベル・コイケではないのか? 「クレベルとやりたいです、一番は。でも次タイトル戦ですよね? もし鈴木選手が勝ったら鈴木選手とやりたいし。まあ、どっちにしてもクレベルとはもう1回やりたいです」 ――今日の試合で確実にレベルアップしていたのは? 「スタミナなんですけれど、けっこう想定外の引き込みとかもあって。自分のしたい試合が出来なかったです」 ――その牛久選手の引き込みは、何を狙っていたのか分かった? 「よく分からなかったですね(笑)。三角を狙っていたんですかね。あれはクレベルだから出来たことで、僕もそこまで寝技弱いわけじゃないのであれはナンセンスかなと思いましたけれど。ただ、つかむ力が凄く強かったです」 ――自分からプレスをかけて先に打撃は作戦通り? 「今後も誰に対してもそういう試合をしたいなと思っていて。アグレッシブにやって勝ったんですけれど、けっこう難しかったですね」 ――相手が下がったり回ったりして何かを狙っているという怖さはなかった? 「回転ヒジみたいなのは狙っているなって言うのはあったんですけれど、そこまでテイクダウンディフェンスを意識しすぎても攻めあぐねてしまうので、ある程度テイクダウンは気にせず行ったんですけれど、攻撃のタイミングでテイクダウンに入って来るし、ガードが固くて。けっこう詰めてくるのでなかなか倒すのは難しかったですね」 ――試合前と実際の動きにギャップはあったか? 「ちょっと固かったですね。大きいのを狙いすぎたなって言うのと、牛久選手の身体が物理的に固かったですね。けっこう本気で殴らないと倒せないなって言うのがあって力んでしまったのかなって。映像を見てないので分からないですけれど、自分的には」 ――牛久はスタミナがないと言っていたが、実際はどうだった? 「今日の試合は膠着が多かったので分からないですね」 ――斎藤vs.平本戦の結果を聞いての感想は? 「試合は全然見ていたんですけれど、平本が結構やるなと思いました。思ったより。テイクダウンディフェンスもできていたし、立つのも上手いし、急成長していたなと思いました」 ――勝ったらやってやってもいいと言っていたが、現状のレベルではまだまだと? 「タイミング次第では別に俺はいいんですけれど。俺にとってはメリットがあまりないので、社長とお金の交渉をします(笑)」 ――1年半ぶりのMMAはどうだった? 「あまり緊張もないし、金網自体が試合としては久々だったんですけれど、けっこう楽しめましたね」 ――一番楽しめたのはどんなところ? 「向かい合った時の高揚感と言うか。始める前、一番最初に向かい合った時が久々でワクワクしました」 ――終わった時はどんな気持ちに? 「KOしたかったのでそこの悔しさが残りましたね。今日は勝ったけれど勝ってないです」 ――想定外だったことは? 「引き込みですね」 [nextpage] この世界が好きでやっています ――試合前に格闘技が好きになってきたと言っていた、その心境の変化は何が原因? 「RIZINに出始めて7連勝して。その中で責任感とかも出てきて、いつからか使命的な感じで試合に臨んでいたというか。ギリギリのオファーで、お前がいないとダメだよって中で試合をしてきて。途中、自分が望んでいる試合ではないのもあったりしたんですけれど、この1年何カ月、自由に試合をせずにいた時に、やっぱり試合に出たいとか格闘技が好きだって再認識をしたってところですね」 ――格闘技をやめられない魅力はどういうところにある? 「やっぱり勝者が全てを持っていけるってところじゃないですかね。その試合に全てを懸けているし、そのために何カ月も努力してそれぞれの応援がいて、勝者が全部持っていけるところですね。どっちが有名とか、ステイタス関係なしにどっちが強いかだけなので。そこがはっきりしていていいなって」 ――お金も稼いでいて、いろいろなものを背負っているからこそ1か0かの世界にまた身を浸したいって気持ちになっている? 「それもあるし、元々格闘技が好きなんですよ、多分。この世界が好きでやっています」 ――試合中に笑っていたのはどういう心境だった? 「打ち合いは楽しい気持ちになるんですよね。楽しい気持ちです」 ――その後に打ち合うかと思いきや、牛久選手がタックルに来たのは? 「あれは詐欺ですよ。来いよっとか言って、行ったらタックル来て。詐欺師ですよ、彼は」 ――イラッときた? 「いや、こないです(笑)。それがMMAなので」 ――金原選手が勝った。40歳でああいう試合をする金原選手をどう思う? 「金原さんが強いのは知っているし、一緒に練習もしていたので。凄いですよね、40になって続けて。結果も出しているのが凄いと思います」 ――自身も40歳までああいう姿を見せたいとは思う? 「思わないですね、さすがに」 ――平本選手が5戦目で、自身の5戦目とくらべてどっちが優れていると思うか? 「5戦目? 僕のアウトサイダー時代のですか? アウトサイダー時代だったら平本の方が優れているんじゃないですか。でも、彼はMMAの素人かもしれないけれどK-1のチャンピオンレベルから来ているのでただ何もなかった人が5戦目というわけではないと思うんですけれど。でもかなりテイクダウンディフェンスも出来るようになっていたし、ここから強くなると思うんですけれど、でもあそこからが長いと思うんですよ。難しいんですけれど、斎藤選手よりもさらにテイクダウン能力高い人っていると思うし、テイクダウンディフェンスは出来ているけれど、テイクダウンディフェンスに偏っているから打撃の持ち味が発揮されていない戦い方になっていると思うので、まだまだかかると思います」 ――ファンへのメッセージを。 「応援ありがとうございました。いま一番格闘技を出来る環境になったので、また夢を追いかけたいと思います。最後、一緒に応援してもらえたら嬉しいです」
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