▼ウェルター級 5分5R
〇ベラル・ムハマッド(パレスチナ)22勝3敗(UFC14勝3敗)※UFC5連勝
[判定3-0] ※50-45, 49-46×2
×ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ(ブラジル)21勝6敗(UFC14勝6敗)
5分5Rのウェルター級戦。5位のバーンズが緊急参戦。4位で8連勝中ベラル・ムハマッドと対戦する。バーンズは4月8日のUFC287でホルヘ・マスヴィダルに勝利してからわずか1カ月の連続参戦。
1R、ともにオーソドックス構え。左右スイッチするムハマッドは左ハイ。ブロックするバーンズは左ジャブ。右オーバーハンドをガード上に突く。
左ジャブのムハマッド。バーンズは右ミドル。その蹴り足を取ろうとするムハマッドだがバーンズは抜く。左ハイのバーンズに、同じく左の蹴りはムハマッド。続く左ミドルにテイクダウンを合わせたバーンズだが、ムハマッドはすぐに立ち上がる。
左右足を入れ替えるムハマッド。バーンズは左ミドルを当てるが、その打ち終わりにムハマッドは左ストレートでバーンズに腰を落とさせる。左ローのムハマッド。さらに左ハイは肩口もバーンズがバランスを崩す。
2R、互いに慎重な中盤。左ミドルのムハマッド。バーンズは右前手のフックをかすめる。左右の前足を変えながら左ミドルはムハマッド。そこに右を打って組もうとするバーンズだが、ムハマッドは突き放す。
3R、右ストレートを突くバーンズ。左構えでミドル。的が絞りにくいバーンズは組みつけないか。ムハマッドは左ミドルハイ。右オーバーハンドをガード上に当てる。さらに今度は右ハイのダブルを上腕に当てる。バーンズは右オーバーハンドのダブルで押し戻すがガード上。ムハマッドは左ミドルをジャブのように返す。
左前蹴りから左ミドルハイと打ち分けるムハマッド。ガードするバーンズだが、その入りはかわされ、左ミドルをガード上にもらう。上腕に蹴りをもらうバーンズは得意の右の手数が減る。
4R、左ミドルを腹に突くムハマッド。バーンズの右ストレートのダブルもムハマッドはバックステップ。さらに左ミドルのムハマッドは左ジャブも。バーンズはジャンピングの右ハイをガード上に当てる。詰め返すバーンズはワンツー。さらに右前足にシングルレッグで足首を持ち上げるが足を抜くムハマッド。続くシングルレッグもバーンズは深追いしない。
右ローを当てるバーンズに、右ハイはムハマッド。サウスポー構えになったところにバーンズは右オーバーハンドヒットするとムハマッドも左の連打で押し返す。バーンズは鼻から出血。
5R、左ミドルハイのムハマッド。ワンツーからシングルレッグもムハマッドがこらえると足を外すバーンズ。ムハマッドはワンツー、左ミドル。バーンズは右カーフキック、さらに右ミドルを当てるが、ムハマッドは詰め返して左ボディストレート。バーンズの右は単発。バックステップでかわすムハマッドはその右手を掴んで右を上下に突いて、左ミドル。そのままホーン。
判定は3-0(50-45, 49-46×2)でムハマッドが勝利。試合後、「8週間あればジョン・ジョーンズだろうが誰とでも戦う。直前のオファーでバーンズが怪我していようが強いから余裕はなかった」と語った。