「けっこう楽しめた」という朝倉。年内にもう1試合やりたいと意欲を見せた
2023年4月29日(土)東京・国立代々木競技場第一体育館『RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』の第9試合フェザー級(66.0kg)5分3Rで、牛久絢太郎(K-Clann)に判定2-1で勝利した朝倉未来(トライフォース赤坂)が試合後インタビューに答えた。
2021年大晦日以来のMMAの試合を終えた朝倉は、心地よい疲れを感じているような柔和な表情で記者からの多くの質問に答えた。
平本戦は「タイミング次第では別に俺はいい」
「KOしたかったんですけれど出来なくて残念です」
――実際に対戦しての牛久選手のイメージは?
「特にないです」
――今後の展望は?
「今年中にまた試合したいなって。相手は誰でもいいです」
――相手は誰でもいいということだが、クレベル・コイケではないのか?
「クレベルとやりたいです、一番は。でも次タイトル戦ですよね? もし鈴木選手が勝ったら鈴木選手とやりたいし。まあ、どっちにしてもクレベルとはもう1回やりたいです」
――今日の試合で確実にレベルアップしていたのは?
「スタミナなんですけれど、けっこう想定外の引き込みとかもあって。自分のしたい試合が出来なかったです」
――その牛久選手の引き込みは、何を狙っていたのか分かった?
「よく分からなかったですね(笑)。三角を狙っていたんですかね。あれはクレベルだから出来たことで、僕もそこまで寝技弱いわけじゃないのであれはナンセンスかなと思いましたけれど。ただ、つかむ力が凄く強かったです」
「今後も誰に対してもそういう試合をしたいなと思っていて。アグレッシブにやって勝ったんですけれど、けっこう難しかったですね」
――相手が下がったり回ったりして何かを狙っているという怖さはなかった?
「回転ヒジみたいなのは狙っているなって言うのはあったんですけれど、そこまでテイクダウンディフェンスを意識しすぎても攻めあぐねてしまうので、ある程度テイクダウンは気にせず行ったんですけれど、攻撃のタイミングでテイクダウンに入って来るし、ガードが固くて。けっこう詰めてくるのでなかなか倒すのは難しかったですね」
――試合前と実際の動きにギャップはあったか?
「ちょっと固かったですね。大きいのを狙いすぎたなって言うのと、牛久選手の身体が物理的に固かったですね。けっこう本気で殴らないと倒せないなって言うのがあって力んでしまったのかなって。映像を見てないので分からないですけれど、自分的には」
「今日の試合は膠着が多かったので分からないですね」
――斎藤vs.平本戦の結果を聞いての感想は?
「試合は全然見ていたんですけれど、平本が結構やるなと思いました。思ったより。テイクダウンディフェンスもできていたし、立つのも上手いし、急成長していたなと思いました」
――勝ったらやってやってもいいと言っていたが、現状のレベルではまだまだと?
「タイミング次第では別に俺はいいんですけれど。俺にとってはメリットがあまりないので、社長とお金の交渉をします(笑)」
「あまり緊張もないし、金網自体が試合としては久々だったんですけれど、けっこう楽しめましたね」
――一番楽しめたのはどんなところ?
「向かい合った時の高揚感と言うか。始める前、一番最初に向かい合った時が久々でワクワクしました」
――終わった時はどんな気持ちに?
「KOしたかったのでそこの悔しさが残りましたね。今日は勝ったけれど勝ってないです」
――想定外だったことは?
「引き込みですね」