▼ミドル級 5分3R
〇カイオ・ボハーリョ(ブラジル)14勝1敗(UFC4勝0敗)※UFC4連勝
[2R 2分49秒 リアネイキドチョーク]
×ミハル・オレクシェイチュク(ポーランド)18勝6敗(UFC6勝4敗)
ミドル級。コンテンダーシリーズ2021出身で、UFC3連勝中のボハーリョ。ガジ・オマルガジエフ、アルメン・ペトロシアン、そして2022年10月の前戦では、UFC3連続KO勝ちだったマフムート・ムラドフに判定勝ちしている。カムザト・チマエフの練習パートナーでもある。
ポーランドのオレクシェイチュクはライトヘビーで4勝3敗1NCでダスティン・ジャコビーに判定負け後、2022年からミドル級に落とし、サム・アルビー、コディ・ブランデージを相手に2試合連続1RKO勝ち。UFC6勝のうち5KOをマークする一方、3敗のうち2敗を一本負けしている。
1R、ともにサウスポー構え。オレクシェイシュクは左ボディ、左オーバーハンド。ボハーリョも頭が近づいたところにギロチン狙いも離れる。シングルレッグのボハーリョを切るオレクシェイチュク。2度目の組みもオレクシェイチュクが切るとボハーリョは首相撲ヒザも浅い。
踏み込んで左オーバーハンドのオレクシェイチュクが前に。金網に詰まるUFC APEXの少し小さなケージに詰まるボハーリョのアゴ下に頭をつけるが、オレクシェイチュクのヒザがローブローに。
再開、オレクシェイチュクの前進に跳びヒザを合わせようとするボハーリョ。なおもシングルレッグも切るオレクシェイチュクだが、脇潜りスタンドバックから崩してオレクシェイチュクに両手をつかせてホーン。
2R、連続1RKOが途切れたオレクシェイチュク。前手の右フックで飛び込むボハーリョは圧力をかけてきたオレクシェイチュクに左カーフキック。さらにダブルレッグをドライブしてテイクダウン。金網背に立とうとするオレクシェイチュクだが、寝かせてニアマウント、ハーフバックから左ヒジ! 背中を見せたオレクシェイチュクに両足をかけるボハーリョが、たすきから左腕を左脇から抜いて喉下に入れてパームトゥパームで絞め上げると、オレクシェイチュクがタップした。
眼鏡をかけて判定コールを受けたボハーリョは、両手をゆりかごで揺らせてから勝ち名乗りを受けると、「1Rの彼は凄かったけど、疲れるのを待っていいた。俺のダブルレッグテイクダウンはUFCで一番だろ?」と語った。
カイオ・ボハーリョはこれでUFC4連勝。オレクシェイチュクはUFC2連勝2KOでストップ。ミドル級で初の敗北を喫した。