クレベル選手を追いかけるってモチベーションは今はないです
――以前一緒に練習したということだが、また練習を一緒にするという可能性は?
「平本選手から言ってくることはないと思いますけれど、言われたら前向きに検討したいと思います(笑)」
――朝倉選手との3度目の意欲は?
「多分、朝倉選手はクレベル選手の方へ行くと思うので、3回目をやるとしたらまた2人が勝ちを重ねてみんなが本当に望む時に出来たらいいかなと思いますけれど、僕と朝倉選手が目指している方向が違うような気がするのでどうなんだろうと。それくらいで勘弁してください」
――平本からの練習を受け入れるということは、平本選手との2回目はないということ?
「それは分からないです。意外と階級の流れって早いので、巡り合うかもしれないですけれど。基本的に同階級で当たるかもしれないって選手との練習は気が進まないので、同じ階級の人とガンガンやっていくって感じではないんですよね。なので現実的ではないと思っています」
「平本選手に関して言うと、僕ではなく違う選手とやった方がいいんじゃないのかなって思いますけれどね。いろいろな組み合わせってあると思うので。フェザー級も個性的な選手が多いと思いますから、今終わってすぐに2回目とかは考えられないかな」
――平本選手にとっての分岐点になるという試合は出来た?
「本人がそう感じてくれたらいいなって思います。自分は試合で出来ることはやったつもりなので」
――クレベル選手との戦いの方へ行きたい気持ちはある?
「クレベル選手で言うと僕は機を逃したと思っているので、そこまで彼を追いかけるってモチベーションは今はないです」
「多分、ケージ際で組んでいる時にコツコツもらっていたのかな…とは思うんですけれど、ピンポイントで鼻とか目を狙ってきたと思うので、そういうところは上手というか。狙ってやっているのなら凄いと思います。多分、そうだと思います」
――尻を着かせた動きは相手のパンチをかわしてのカウンターであったことが多かった。平本の打撃が見えていた?
「細かいところで言うと、ボクシングの練習をさせてもらって距離を少し詰められるようになったので。遠間から入ると相手に反応されるというので、ギリギリまで近付いて入ると。テイクダウンだけを見ると自分が距離を制していたのかなって思います。それがハマったと思っています」
――平本選手がトラッシュトークをしてこなかった。なぜ自分がリスペクトの対象になっているか分かる?
「全く分からないですね(笑)。そういう気持ちを持ってくれていることには、自分は攻撃の対象じゃないんだなって安心はするんですけれど、あまり因縁がないので、SNSでやるっていうストーリーを作るのがなかなか難しいんじゃないかなって思うんですよね。SNSでやり合ったって過去があるならそういう攻撃もあったと思うんですけれど、そういうのがないので…どうなんでしょう、本人に聞いてください(笑)」
――ある意味、今の格闘家っぽくない、ある意味でトレンドに反しているような部分もあるのかなと思うが、それは意識している?
「元から争いが好きではなく角を立てない感じなので。SNSで暴れるのは体力がいりますよ、本当に。合わない人はやるべきではないと思っているので。病気にはなりたくないですから。今の時代はTwitterとか使える方がいいと思いますけれど、人には向き・不向きがあると思うので、自分がおかしくなってもそれをやり続けるというのもどうなのかなと。あと親が悲しむのであんまり(笑)」
――ファンへメッセージを。
「ようやく勝つ姿を見せられたのが一番嬉しい。勝ちたくて頑張るんですけれど、自分よりも喜んでくれる人たちが周りにいるので、それに救われますね。ようやく勝つことが出来たので、いつも応援してくれてありがとうございます」