▼第7試合 Krushクルーザー級 3分3R延長1R
×ANIMAL☆KOJI(TEAM ANIMAL)
判定0-2 ※28-30×2、30-30
○山口翔大(TEAM3K/RKSクルーザー級王者)
KOJIはMMAファイターとして2017年のDEEPフューチャーキングトーナメントでミドル級優勝。2020年2月の『ONE Warrior Series』にも出場している。MMAでの戦績は6勝9敗。2020年12月のK-1福岡大会に初参戦すると、K-JeeとKrush王座を争ったRUIを2RでKO。2021年3月には愛鷹亮にも判定勝ちし、その実績が評価されて12月にマハムード・サッタリの持つKrushクルーザー級王座へ挑戦したが、初回KO負け。さらに谷川聖哉、AKIRA Jrに連敗を喫したが、2023年1月のKrushで中平卓見に判定勝ちして連敗を食い止めた。戦績は4勝(1KO)3敗。
山口はフルコンタクト空手の統一大会であるJFKO全日本フルコンタクト空手道選手権で2018・2019年重量級連覇を始めとして、白蓮会館全日本大会5度優勝、正道会館全日本大会優勝、KWF世界大会優勝など数々の優勝実績を持ち、2022年2月にキックボクシングに転向した。K-1 GROUPには2022年9月から参戦し、現在まで2連勝。戦績は4勝(2KO)無敗。Krush、K-1に吹き荒れる空手旋風の一翼を担う。
1R、ステップを踏んでボディを打つKOJIに、山口は接近しての右インローと右ロー。ジャブから入り込んで左フックをヒットさせるのは山口。KOJIはボディから顔面へ右を打つ。単発で強い攻撃を出す山口に、KOJIはコンビネーションで対抗して右ローにつなぐ。しかし、山口の4連打をもらって棒立ちになり、右フックでグラつくKOJI。
2R、山口の徹底した右ローをまともにもらうKOJI。山口は近距離や離れ際にショートのパンチをしっかり当てていき、右ストレートも繰り出す。山口の右ハイをもらいながらもすぐに打ち返すKOJI。山口の後ろ蹴り、右ローにワンツーで対抗するKOJIへ、山口が近距離で上手くパンチを当てていく。
3R、KOJIは右脇を差しての右フックを何度も繰り返し、山口を削っていく。組み合いになると山口が右ローと太ももへのヒザ。ワンツーから組み付くKOJIは押し合いでも山口を削っていき、山口は完全にバテ気味。
しかし、判定は2-0で山口が2Rまでのリードを守って勝利。フルコンタクト空手からの侵略者が、クルーザー級で名のあるKOJIを乗り越えた。