レスリングみたいに転がして2点とか点の取り合いじゃない
──これまでレスリングで3試合戦っていることもあり、公式サイトにも「日本のレスリング関係者がこぞって注目する一戦」と書かれていますが、今回の試合はMMAです。その部分に置いて太田選手を上回っていると感じている部分は?
「“レスリング界が注目してる”って言いますが、たいしてないと思います。自分なんかもう辞めてだいぶ、8年くらい経つし。今の現役レスラーの子たちは誰も俺のことは知らないし、あまり注目されてないです。もちろん、レスリング時代から戦っていい勝負していた選手ということでしょうけど、今回はMMAっていうのもあるし、レスリングみたいに転がして2点とか点の取り合いじゃない。そこが違うってところが見せられるし、もちろんMMAの経験値でも僕の方が上だし、レスリングでポイントを取れなくても、MMAでのレスリングは違う。レスリングだけじゃないし、ケージでのグラップリング、打撃があってのMMAなので。全部において僕が上という自信があります」
ーー前戦での課題は克服できている?
「直近負けた元谷選手との試合で、もちろん打撃もですし、レスリングというか組みでも自分がまだ劣っているところがいっぱい見つかったので、まずそういう戦いで見つかったダメなところは絶対克服してこないといけないと思っていました。今回はそれ以上のものを得られました」
このチームのスパーリングは、入場から選手コールから(観客役もあり👏)判定まで、全部やります! #fightready @kazuma_kuramoto #rizin pic.twitter.com/keLK4fToQy
— Shu Hirata | シュウヒラタ (@ShuHirata) April 11, 2023
ーー試合前でセフードも仕上がっているでしょうし、世界のトップ選手と肌を合わせることで、自身のMMAファイターとしてのレベルがどのくらいにいると感じていますか。
「まだRIZINでも負けたりしているくらいで、そんなに自分の位置が世界で戦ってどうか分からないですけど、UFCで元二階級(バンタム&フライ級)制覇のセフードと練習して、ここはまだまだと分かりましたし、まったくダメだなとかは思わなかった。まだそこで成長できた部分もあるしまだまだ強くなれるなって。楽しく進化できて、まだまだもっと上行けるなって思いました」
ーー伸び代を感じたと。
「そうですね。まだまだ僕が出来ていないところがいっぱいあったので、自分に合ったスタイル、自分にあった技術を教えてもらいました」
ーー今後も継続していきたい?
「すごく良かったので、それが毎回いいかといったら分からないけど、タイミングを見て、自分が行った方がいいなというタイミングもあるし、向こう側のタイミングもあります。セフードのファイトキャンプだったから最高のメンバーが集まっていて良かった。ただ単に行っても、メキシコやブラジルのいい選手が集まることはないです。そういうタイミングをみて、今身につけたいものとか、タイミングもあるので。そういう機会にぜひまた行きたいですし、エリックコーチにまた習いたいと思っています」
ーーセフードからアドバイスも?
「いっぱいもらいました。全部技術的な感じなんで明かせませんが、自分とずっと一緒にやってきたのかというぐらい親身に教えてくれてたので、それを今回実行できるようにします」