スターが勝っている流れがある。この流れは次は完全に俺だなと確信した
斎藤が「平本選手にとって分岐点になる」と言ったことに対しては「僕がここで勝利して飛躍した分岐点の試合になるんだなっていう解釈で僕は受け止めました。ありがとうございます。しっかりやられに来てください」と、あくまでもポジティブだ。
自身が「時代を変える」とSNSに綴った意味を聞かれると、「BreakingDownとかいろいろな格闘技とかいろいろなものがゴチャゴチャあって、THE MATCHが終わってから格闘技が賑わっていていいなと思うんですけれど、そういう混とんとした世界でRIZINという舞台に本物のデカいスターが現れた時に、本当にRIZINの王道の本当に凄い格闘技を見せられるという、そういう意味で時代を変えてやるって書きました。そういう混とんとした時代ですけれど自分が一番凄く面白いものを作ってやるという気持ちです」と説明した。
4月8日には平本が応援しているイスラエル・アデサニヤがアレックス・ペレイラを破り、UFC世界ミドル級王者となった。このことに平本は「今年に入って格闘技界がなんとなく勝って欲しい方が勝っていくというか、スターが勝っている感じの流れがあるなっていうのが僕の中であって。この流れは次は完全に俺だなと確信しました」と、自分がスターになる流れを感じ取ったという。
「導かれているのがあるんですよ、いろいろな偶然が。幸運が来ている感じで。(具体的には)言わないです(笑)」
そのスターはRIZINを背負っていく考えはあるのか。そう問われた平本は「すでにこの試合がそうなると思います。引っ張って行くのとは違いますね。自分が何もかも凄いものを作って届けようと思います。(見据えているのは)UFCのチャンピオンです」と答えた。
また、平本が批判しているBreakingDownをきっかけとして格闘技に興味を持ったり、RIZINを見ようと思う人もいることは、日本の格闘技界の発展につながるのではないかと聞かれると「格闘技の入り口は何でもいいと思っていて。BreakingDownがエンターテインメントとして面白いものになっているというのは、昔ボクシングでガチンコファイトクラブって番組があったように、それはいいんですけれど、あいつらが変に練習して変にプロぶって、RIZINの名前出して、それは違うでしょうっていう。そうではなくあいつらはあいつらで素人なりに、素人の猫の喧嘩みたいにやっていれば文句は言わないんですけれど、一丁前にRIZINがどうとか俺の勝敗予想とかしていて、ふざけんじゃねえよって思って。まあ、入り口はなんでもいいと思います」と、そのことに関しては否定しないとした。
最後にはファンへ「大きな夢を掲げて夢を追っていると、いろいろな戯言が自分の耳に吹き込まれると思うんですけれど、そんなのはクソくらえ。夢を追いたい若者は俺の試合を見て感じてもらえたらいいなって試合を、絶対に勝利して届けたいと思います。絶対に勝ちます」とメッセージを送った。