朝倉未来vs.平本蓮? 今回は自分が勝つので無いんじゃないかなと
──同日に朝倉選手が勝って、平本選手と対決と騒がれていますが、そういうことは耳に入ってきてどう感じていますか。
「僕の近くにいないんですけど、そう騒いでいる人は──。世間的にはそれで大きくなっているんですか? 朝倉選手サイドと平本選手サイドの応援団のぶつかりということですかね? 興行的には売上が見込める試合を組みたいというのはあると思いますが、今回は自分が勝つのでないんじゃないかなと思います。やっぱりそういう対戦というのも、タイミングだったり、時期だったり、流れがあると思うので、そこはまったく僕は考えていないです」
──腹立たしかったりは?
「あんまりSNSを見ないので分からないですね。人ともあまり会っていないので。僕の周りにはそれで騒いでいる人はいないのかな、と」
──今回の試合、状況としては3連敗中です。そこに対してのプレッシャーは?
「勝ち続けているとき、負け続けているときと心境はいろいろ違うんですけど、試合も前回から結構空いているというのもあって、心も身体も(これまでとは)別のように自分は勝手に思っていて。あまりネガティブな気持ちよりは、とにかくこの試合に集中して勝ちたいという前向きな気持ちで取り組んできたつもりなんで、それが試合にも出るんじゃないかなと思っていますね」
──気持ちもリセットされた?
「あると思いますね。いろんな人に『明るくなったね』と言われました(笑)」
──それまでは暗かった?
「もともとこういう感じなんですけど(笑)。なんかあるみたいで、“変な悲壮感が出ている”と言わたときもあって、そういうときもあったなと」
──今までと違ったメンタルで試合に臨める?
「前はずっとこういう気持ちでやっていたつもりだったんですけど、流れとか歯車とかいろいろありますんで、気持ち新たに、というと違うかもしれないけど前向きな気持ちで試合に行けると思います」
──斎藤選手にとって、RIZINでは初のケージでの試合になります。
「金網の試合は、修斗で試合をしたのが最後で、3年半とか前なので、金網に対応する練習はちゃんとやってきたつもりですね。やっぱりリングとケージでは、アプローチの仕方や、いろいろ違うところはあるので、そこはちょっと思い出しながらというか、新たにしっかり自分の感覚を持っていくつもりです」
──ケージであることはご自身にとってプラスですか。
「そうですね。プラスになる面もありますね。対戦相手のスタイルもありますし、うまく使えれば有利な戦い方も出来ますね。立ち技の選手にとっての関係は……ディフェンスするときに(身体を)預けてというテクニックもありますが、僕にとってはやり方が増えるかなと思っています」
──公開練習では新しいスタイルを。あれは秘策としてサウスポーに構えた。
「それを試合でやるということですね、はい(笑)」
──どんな情報でも見せない?
「試合でやるかどうかは別として、サウスポー練習はずっとやっているのでああいう形になりました」
──前回、平本選手は怪我の功名で普段はオーソなのをサウスポーに構えて、手を出して相手が入ってきたらショートでまとめる戦法でした。今回、どちらで構えるか分かりませんが、どちらで来てもいいように想定していますか。
「サウスポー、オーソドックス、どちらのタイプともスパーリングをやってきたので、僕としてはどちらでもいいと言うか、あまり気にしないですね。たぶんいろいろ入れ替えて来ると思うので」
──セコンドはどうなりますか。
「上田(将勝 ※2012年の修斗で堀口恭司に勝利)さんと、以前から福島から来てくれる方ともうひとりを用意しています」
──新たな体制になりますね。
「今回はそれがいいかなと思ったので、3人にちょっと協力してもらいます」
──上田さんとはずっと練習をし、今回は練習を見てもらってきたこともあり、今回のメインのセコンドということですね。
「ずっとバンテージを巻いてもらっていたので、それを依頼するのと同時に、毎週あって練習して、いろいろ話も出来ているので、そこはお願いしたいと思って頼みました」