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2023年4月29日(土)東京・国立代々木競技場 第一体育館で開催される『RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』のフェザー級(66.0kg)5分3Rで、平本蓮(剛毅會)と対戦する斎藤裕(パラエストラ小岩)が20日、所属ジムで公開練習を行った。
大木良太(KRAZYBEE)が持つミットにサウスポー構えから1分間のパンチを打ちこんだ斎藤は、平本が前戦の弥益ドミネーター聡志との試合で、これまでと異なるサウスポー構えで戦ったことを受けて、「左右どちらのタイプともスパーリングをやってきたので気にしない」と語り、MMAのなかの剛毅會空手についても「あのスタイルにはいいところと悪いところがある」と、平本の最大の武器である打撃について語った。
また、平本が前戦で70kg契約で弥益に判定勝ちしたことについては、「直前に4キロ変更は1階級違う。やっている選手には分かる」と、フェザー級の試合としてとらえることは難しいとの見解を示した。
榊原信行CEOは、同日に行われるフェザー級の朝倉未来vs.牛久絢太郎戦も含め、朝倉未来と平本蓮が勝利した場合、「2人とも勝つなら対戦は実現する。避けては通れない」と発言しているが、斎藤は「朝倉未来vs.平本蓮? 今回は自分が勝つので無いんじゃないかなと思います」と、平本が勝ち上がることは無いと断言した。
元修斗世界フェザー級王者の斎藤は、2020年8月にRIZINに初参戦。摩嶋一整戦にTKO勝ちすると、2020年11月に朝倉未来に判定勝ちでRIZINフェザー級王座を戴冠。ヴガール・ケラモフにも判定勝ち。しかし、牛久絢太郎にカットでのTKO負けで王座陥落すると、朝倉、牛久との再戦に敗れ、現在3連敗中。1年ぶりの試合で再起をかける。
対する平本は、K-1でゴンナパー・ウィラサクレックにKO勝ちするなど活躍後、2020年大晦日にRIZINデビュー。萩原京平、鈴木千裕に敗れるも、2022年7月に鈴木博昭にスプリット判定で勝利し、同年11月に弥益ドミネーター聡志に70kg契約で判定勝利し、MMA2連勝をマークした。MMAキャリア5戦目にして、キャリア29戦の斎藤に挑む。
元王者は、進境著しい新鋭の進撃を阻止するか。
斎藤は、平本戦に向け、「細かい攻防、二人の精神戦が見られたら、見ている人が沸き上がるような試合になる。“ああ、いい試合だったな、素晴らしかったな”と思ってもらえればいい、自分が勝って」と、ケージ復帰を魂の勝負で戦い、勝利するとした。
斎藤裕が平本蓮戦の9日前に語った、一問一答全文は以下の通りだ。