▼第3試合 BOMミドル級王者決定戦 3分5R
×MIKE JOE(BATTLE FIELD/TEAM J.S.A)
判定0-3 ※48-49、48-50、47-49
〇ヨックペット・カノムチーンモォーペンヴィパ60(タイ)
※ヨックペットが新王座に就く。
JOEはアマチュアボクシングからキックボクシングに転向し、MMAにも挑戦した184cmの長身選手。2020年8月のKrush、2021年3月のK-1で共に勝利を収めている。2021年12月のBOMでクリスチャン・ジョセフを5Rに左ボディでKOし、第4代Bigbangスーパー・ウェルター級王座に続きWMCインターコンチネンタル・ミドル級王座を獲得すると、2022年9月には喜多村誠をTKOに破りWPMFインターナショナル・ミドル級王座も獲得して三冠王となった。
ヨックペットはプロムエタイ協会、BBTVトーナメント王者の肩書を持ち、BOMの中川夏生代表は「めちゃくちゃ強く、MIKE選手にとっては試練の一番になりました」と紹介。JOE自身も「相手選手の映像を見たところ、めちゃくちゃ強く、やりがいがある相手なので当日はぶっ倒したい。相手はヒザが鋭く、タイミング、バランスの取れた攻撃をします」と強敵だと認めている。
1R、右に左にと構えを変えるヨックペットは右ミドル、右ローと蹴りを出す。JOEは様子見か、構えをスイッチしながら相手の出方を見ていく。
2RもJOEはフェイントをかけて相手の反応を見るようにするが、手数はほとんど出ない。ヨックペットも軽快してか蹴りの数は少な目。
3Rはジャブを突いて前蹴りを出すJOEだが、やはり手数は少ない。ヨックペットは強い右ミドルを連打し、右ローも蹴る。
4R、ヨックペットの右ロー、左右ミドル、左フックをもらうJOE。セコンドからの「行け」「出ろ」「もう4Rだぞ」と多くの檄が飛ぶが、JOEは手を出さない。
5Rはようやく前へ出てジャブと左ストレートを放って行ったJOEだが、ヨックペットはミドルや前蹴りを返していくと中盤になるとポイントリードを確信して流し始める。前へ出るJOEだがパンチは空を切り、ヨックペットが判定勝ちでBOMミドル級王座を手にした。