▼第4試合 BOM-53kg級 3分5R
〇竜哉・エイワスポーツジム(エイワスポーツジム)
KO 3R 2分41秒 ※左ボディブロー
×サンデー・ブンレックシアン(タイ)
竜哉は小学4年生でムエタイを始め、アマチュア時代は約100戦を経験して9本のベルトを巻いた。中1の時にタイでプロデビューを飾り、タイで試合(約20戦)・練習経験を積んで2018年4月に満を持して国内プロデビュー。いきなりWMC世界ピン級王座を獲得して世界王者となった。2019年7月にはタイでIBFムエタイ世界ミニフライ級王座決定戦を制して日本人3人目の同世界王者となり、9月には同じくタイ・ラジャダムナンスタジアムにて日本人として8人目の同スタジアム王者に。2020年2月にKO勝ちでWPMF世界ミニフライ級王座を獲得。怪我で戦列から離れていたが、2022年12月に約1年ぶりの復帰戦で秒殺KO勝ちした。
サンデーは、オムノーイスタジアム認定フライ級王者でラジャダムナンワールドシリーズで名高が対戦したパタックシンと1勝1敗の戦績があり、タイではS級クラスの強豪だという。
1R、竜哉は右ローを狙い撃ち。サンデーの右ハイを何度も寸前でかわしてみせる竜哉に場内からどよめきが起こる。竜哉は右ストレートを打ち、右ローにつなぐ。
2R、竜哉は右ローに加えて左インローも蹴っていく。サンデーの右ミドルをキャッチするとすかさず右ミドルを蹴り返す。さらにサンデーが右ミドルを蹴ってくるとすぐに蹴り返しを見せた。
4R、サンデーが勝負を懸けて前へ出てくる。竜哉は下がりながら右ローとジャブ。前へ出るサンデーへカウンターの左ボディを突き刺し、さらに左ミドルを蹴る。それでも前へ出て左右ミドルを蹴って来るサンデーに右ボディストレート。セコンドからの「ボディ両方効いている」の声を聞くと、竜哉はサンデーの突進をかわしての左ボディ。これが見事に決まり、サンデーは悶絶した倒れた。
見事なKO勝ちを収めた竜哉は「次は自分がタイでサンデー選手に挑みたい。タイにはまだまだ僕より格上の選手がいっぱいいるので、その選手を倒してムエタイの歴史に名前を刻みたいと思っています」と宣言した。