(C)PANCRASE
2023年4月30日(日)東京・立川ステージガーデンで開催される『PANCRASE 333』に、元UFCの田中路教(TEAM ALPHA MALE)の参戦が決定。笹晋久(パラエストラ柏)とバンタム級(5分3R)で対戦することが発表された。
▼バンタム級 5分3R
田中路教(TEAM ALPHA MALE)13勝4敗
笹 晋久(パラエストラ柏)7勝3敗1分1NC
実に4年ぶりのPANCRASE参戦となる田中は、UFC再挑戦を目指して米国に拠点を移し活動中。
2017年にUFCを2勝3敗でリリース後、GRANDSLAMでホジェリオ・ボントリンにリアネイキドチョークで一本勝ち。ACBと契約したものの試合が組まれず、2019年3月にPANCRASEでロシアのウラジミール・レオンティブに判定勝ちすると、UFC再契約を目指しLFAと契約。新型コロナウイルスやビザの影響で2年半以上のブランクが空いたが、2021年11月の『LFA 117』でヒカルド・ディアスに判定勝ちし、LFA初陣を飾った。
しかし、9カ月ぶりのLFA2戦目でアリ・ファリアスにスプリット判定負け。2022年12月には掌底ありのコンバット柔術に参戦し、EBIのオーバータイム・コンペティションで優勝経験があるイーサン・クレリステンを相手にドローに持ち込んでいる。
今回は4年ぶりのPANCRASEで再起を図る。4月30日の同大会では、正規王者の中島太一と暫定王者の田嶋椋による「バンタム級王座統一戦」も組まれており、田中と笹のPANCRASE参戦は、バンタム級戦線にどんな影響をもたらすか。
対する笹は、PANCRASE初参戦。TRIBE TOKYO MMA、そして現在はパラエストラ千葉ネットワークに所属しており、2021年7月のDEEPで赤尾セイジに1R TKO勝ち後、2021年12月に石司晃一に一本負け。2022年5月のHEATで春日井たけしとドロー後、2022年6月に元GLADIATORバンタム級王者の竹本啓哉とスプリット判定の惜敗、2023年1月の前戦では、ジョン・オリニドのローブローを受け反則勝ちとなっている。
1990年生まれの32歳の同い年対決。オーソドックス構えの田中に対し、サウスポー構えの笹は、左の強打と強いハートで大物を食うか。それとも田中が日本で復活の勝利を飾るか。