栄養士さんをつけた食事で、今回は最後まで動けている
――その試合にたどりつく前、これまで計量ミスが続いたことで、計量への怖さみたいなところもありますか。
「毎日あります、それは。キツくなると階級を上げたいなとか思うんですけど、今回の試合が終わってからそれは考えようという感じです」
――こうしてカメラの前に立つと、顎のラインとかがスッキリしたように見えます。今回ウエイト、計量の対策というのは、どのように取り組んでいますか。
「今回はごはんを管理する栄養士さんをつけてもらって、アメリカでの食事とかも毎日連絡を取り合いながら、こういうのを食べてとか、こういうものを摂取してというのを相談しながら、今もやっています」
――通常体重から落とすことにしたのでしょうか。
「減量の仕方というか、減量の食事面を変えたからという感じです。食事の内容を変えました。その内容は、自分の身体と相談しながら、栄養士さんと相談しながらやってきました」
――食事を変えることによってどんな効果がありましたか。
「いつも疲れながら減量するんですけど、今回は最後までけっこう動けてるので、その点では違うかなと思います」
――ニューヨークにいる時点から、いつもと比べるとどれくらい異なるペースで減らしていっているんですか?
「いつもより1カ月くらい早かったので、2カ月くらい(体重調整を)やってるかなと思います」
――体重調整をしながらかなりハードなトレーニングをやっているかと思いますが、そのあたりの不都合はなかったでしょうか。
「最初、やっぱり慣れるまでちょっと大変だなとか思ったんですけど、全然練習とかと一緒で、少しやり始めれば全然慣れてきたので、そんなに苦じゃなかったです」
――体重自体はいつもいったんはクリアをしている。それが水分の尿比重、ハイドレーションテストで引っかかるということがありました。その部分においてもコツを掴めていますか。
「前回日本に帰ったときに、尿比重についていろいろ勉強しながら、食事とか、成分とか、いろいろ教えてもらいながらやってきました。普段からどれくらいなのか、けっこう測ってたので」
――さらに食事面も変えたことで、落としてはいるけれど、力が出ている練習が出来てはいると。
「そうですね。前よりかは全然いいと思います」
――現状、あとどれくらい落とす状況でしょうか(※取材は3月22日の午前11時)。
「あと400(グラム)落ちれば余裕ですね。前回けっこうギリギリというか、アンダーというか、ピッタリだったんですけど、もうその点で、今回アンダーで入ろうかなって感じだったんで、もうちょっと動いてから。あと明日の夜まで過ごす感じです」
――気持ち的にもだいぶリラックスした状態で計量に臨めそうですね。
「そうですね。前よりは全然違います」