▼フライ級 5分3R
〇ムハンマド・モカエフ(英国)10勝0敗(UFC4勝0敗)※UFC4連勝 126lbs/57.15kg
[3R 4分32秒 リアネイキドチョーク]
×ジャフェル・フィリオ(ブラジル)14勝3敗(UFC0勝1敗)125.5lbs/56.93kg
平良達郎の参戦で日本でも注目のフライ級。モカエフは同級12位。
22歳でプロ9戦無敗のムハンマド・モカエフは英国籍のダゲスタン人ファイター。空手&レスリングをバックボーンにIMMAF世界王者に2度輝くなど、アマチュアMMA23勝無敗でプロ転向したモカエフは、BRAVE CFなどで活躍し、6勝無敗で2022年3月にオクタゴンデビュー。
Even before the fight started, Mokaev showed off his flexibility! #UFC286 pic.twitter.com/C3aklhO8d2
— UFC (@ufc) March 18, 2023
コディ・ダーデンを58秒、ギロチンで極めてUFC初陣を飾ると、2戦目でチャールズ・ジョンソンから12度もテイクダウンを奪い判定勝ち。2022年10月の前戦はUFC2勝2敗のマルコム・ゴードンに3R 腕十字を極めて、オクタゴン3連勝を飾った。
対する29歳のフィーリョはUFCデビュー戦。2022年9月のコンテンダーシリーズで3R KO勝ちしてUFCと契約。14勝2敗で8つのサブミッション勝利を誇る。
1R、ともにオーソドックス構え。スイッチするフィーリョは右ローでオーソドックス構えにするが空振り。互いの右の蹴りで尻餅をつくフィーリョ。モカエフは右ミドルを掴んで体を入れ替えて組みに行くと、そこにフィーリョはギロチンチョーク狙い。
首を抜いたモカエフはフィーリョの立ち際でバックを奪い、両足をフック。4の字に組むと正対したフィーリョにトップを奪いパウンド。両足をつかさず押し込みパウンド。いったん体を離し、右のパウンドを討ち込む。
#UFC286 Official Result: Muhammad Mokaev defeats Jafel Filho by submission (rear naked choke) at 4:32 of Round 3
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2R、オーソドックス構えからサウスポー構え、さらにオーソに戻し右ローはフィーリョも空を斬る。モカエフは左前蹴り、右オーバーハンドで牽制。互いに慎重な展開のなか、左ミドルを討ち込むのはフィーリョ。ダブルレッグから金網まで押し込みボディロックするモカエフだが崩せず。体を離し、ダブルレッグテイクダウン! フルガードで足を効かせるフィーリョ。
3R、開始早々ダブルレッグでドライブし、金網際でスタンドバック、崩してグラウンドで4の字ロックするとリアネイキドチョークへ。それを防いだフィーリョは得意のスクランブルへ。バックを奪うモカエフの足を取るとヒザ十字へ!
足を伸ばされたモカエフは組み手に片足を当てて、さらに腿を蹴ってずらすと脱出。スクランブルするフィーリョが上半身を立てたところにバックからチョークへ。ここは背中に胸合わせられず。しかし、再びバックから組み直し、4の字ロックでリアネイキドチョークをパームトゥパームで絞めると、ネッククランク気味に極められたフィーリョがタップ!
HE GETS THE TAP!!!!! 🤯@MuhammadMokaev overcoming a gruesome leg lock to get the win! #UFC286 pic.twitter.com/nOHIQLouxA
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腕を離したモカエフは、足をひきずりながらもケージの上に登ってガッツポーズ。
試合後、ケージのなかでのダニエル・コーミエーのインタビューで「ニーバーはタイトだったが?」と問われたモカエフは、「タフな相手だと思っていた。行けるところで行こうと。これで英国ファンに自分のことを知ってもらえたかな」と答えた。
Muhammad Mokaev (@MuhammadMokaev) is now tied for the longest active @UFC win streak in the flyweight division with his 4th consecutive win (Nicolau) 👏
— UFC News (@UFCNews) March 18, 2023
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