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【UFC】ウェルター級王者エドワーズがケージ掴みで減点1もウスマン退け王座初防衛、ライト級ゲイジーがフィジエフ下す! ネルソンが一本勝ち、フライ級でモカエフがヒザ十字でピンチも、逆転の一本勝ち

2023/03/19 03:03

▼ライト級 5分3R
〇ジャスティン・ゲイジー(米国)24勝4敗(UFC7勝4敗)156lbs/70.76kg
[判定2-0] ※29-28×2, 28-
28
×ラファエル・フィジエフ(アゼルバイジャン)12勝2敗(UFC6勝2敗)156lbs/70.76kg

 コ・メインはライト級3位のジャスティン・ゲイジー(米国・156lbs/70.76kg)と、6位でUFC6連勝中のラファエル・フィジエフ(アゼルバイジャン・156lbs/70.76kg)が対戦。

 元暫定王者のゲイジーは、2020年10月のハビブ・ヌルマゴメドフとの統一戦で三角絞めによる一本負けで陥落すると、2021年11月にマイケル・チャンドラーに判定勝ちも、2022年5月の前戦ではシャーウス・オリヴェイラのリアネイキドチョークで一本負けしている。

 対するフィジエフは、ムエタイやコンバットサンボがバックボーン。UFCデビュー戦を落としたもののそこから6連勝中。2022年7月の前戦では元ライト級王者のハファエル・ドス・アンジョスを左フックからのパウンドで5R KOに下しており、今回のオッズでもフェイバリットとなっている。

 1R、ともにオーソドックス構え。先に前に出るのはフィジエフだが、ゲイジーはスピーディーな右ロー。前足を入れ替えたフィジエフはオーソに戻すと右ミドルはゲイジー。払うフィジエフは右で飛び込み。さらに右ローも。しかし距離が近くなるとゲイジーは右。

 フィジエフはワンツーから左ボディ、ミドルに繋ぐ。左フックも。腹が赤くなるゲイジーは大きな右で押し戻す。距離を取るゲイジーはダブルレッグで持ち上げてから離れ際に右を振る。飛び込んでの右ヒザはフィジエフ!

 2R、左ミドルはフィジエフ。ゲイジーはテイクダウンのフェイントから右を突く。飛び込んでのヒザが入るのはフィジエフ。ゲイジーのアイポークからすぐに再開。

 右ローはフィジエフ。左ボディからヒザと腹を突く。ワンツースリーフォーのゲイジー。さばくフィジエフは飛び込みからヒザ、左ミドル。ゲイジーの左フックをかわして前に。左右ボディ、さらに右カーフはフィジエフ。左の蹴りも。そこに左ストレートを合わせに行くゲイジーだが、フィジエフはかわす。

 3R、サウスポー構えから入るフィジエフ。オーソに戻しワンツー! 近い距離でゲイジーはクリンチアッパー。フィジエフは左ミドル、首相撲に離れ際のゲイージーの右をかわす。シングルレッグに入るゲイジーだが放すと、フィジエフは右を振って前に。しかしゲイジーは右目を腫らせたフィジエフに右ジャブ、右アッパー。フィジエフは左ミドルも手数が減る。

 近づきクリンチアッパーのゲイジー。さらに左ジャブ。右アッパー! 前に出たフィジエフに最後の最後でダブルレッグテイクダウン! ゲイジーが上のままホーンを聞いた。

 判定は2-0(29-28×2, 28-28)でゲイジーが勝利。「まあ、こんな勝ち方求めてないけど、勝てて良かった。彼もよかった。僕のテイクダウンも防いだし。彼は若いし、ハングリーだけど危険な相手だ。もう1回、タイトルに挑戦したい。(ジャブとアッパーは?)自分を信じてやっただけ。彼のスピードは速かった」と語った。フィジエフの連勝は「6」でストップ。

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