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レポート

【ONE】メインはコントラニーが逆転KO勝ち、クンスクレックがスプリット判定で激闘を制す、吉成名高とラジャ王座を争ったハーキュリスに柴田真吾奮戦も惜敗、イリアス・エナッシが復活のKO勝ち

2023/02/24 23:02

▼第5試合 バンタム級キックボクシング 3分3R
〇イリアス・エナッシ(オランダ/モロッコ)
KO 2R 1分20秒
×アリアスガー・ゴドラティサラスカン(イラン)


 エナッシは11歳でキックボクシングを始め、ジュニアからプロへ。2014年11月に18歳で来日し、森井洋介と対戦するも1RでKO負け。2016年5月にEnfusion -60kg世界王者となり、同年11月の再来日では町田光から2度のダウンを奪って勝利し、BLADE 61kg世界王者となっている。2018年にはWFL -63kgトーナメント優勝。


 2019年8月にONEへ初参戦を果たすと、ペッダム・ペッティンディー・アカデミーを3RでKOし、ONE Super Seriesキックボクシング世界フライ級王者となった。同年11月にはワン・ウェンフェン、2021年2月にはスーパーレックの挑戦を退けて3度の防衛に成功したが、2023年1月に王座を返上した。今回は約2年ぶりの試合でバンタム級に階級を上げた。


 1R、左右に構えをスイッチしながら前へ出るエナッシは左ボディブローを2発連続命中。アリアスガーもコンビネーションを回転させるが、エナッシの右ボディストレート、前蹴りで前に出なくなる。エナッシはアリアスガーの右ストレートをかわしての左ボディ、組まれるとヒザ。左右に身体を傾けてボディを打つフェイントを見せるエナッシに、アリアスガーは組んでの投げを見舞ってしまい注意を受ける。


 2R、思い切り左右フックをフルスイングするアリアスガー。エナッシはそれをダッキングでかわす。エナッシが飛び込むと同時に左フックを打ち、それをアリアスガーも同じ左フックで迎え撃つ。一瞬間をおいて、ダウンしたのはアリアスガー。立ち上がることは出来ず、エナッシが復活の勝利を飾った。

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