▼第2試合 バンタム級ムエタイ 3分3R
〇ハーキュリス・ウォー・チャクラウット(タイ)
判定3-0
×柴田真吾(=真吾YAMATO/大和ジム)
ハーキュリスは2018年に15歳でルンピニーとラジャダムナンの両スタジアム認定ミニフライ級同時王者になった強者。2018年12月に来日し、吉成名高の挑戦を受けてラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級王座の防衛戦を行ったが、吉成に判定で敗れて王座を失った。その後は階級を上げていき、クマンドーイなどと対戦。前戦は2022年11月にルンカオにKOで敗れている。186cmの長身。
真吾は2015年2月デビューの26歳で、183cmの長身を利した攻撃を得意とする。2021年11月にNJKF暫定王座に就いた。2022年7月には新日本キックに乗り込み、重森陽太を左ヒジでダウンさせ、出血でドクターストップに追い込んで番狂わせの勝利を奪っている。
1R、いきなり組みに行くハーキュリスを柴田は首相撲で投げる。さらにヒジを繰り出すとハーキュリスもヒジ。両者ともにヒジを多用する。ハーキュリスは右フック、左ストレートを繰り出して首相撲に持ち込み、ヒザを蹴る。柴田はワンツー、右フックとパンチを命中させていくがハーキュリスは下がらず組み付きに来る。
2R、柴田が右ローから左右フック、ハーキュリスも左ミドルを蹴り、右ストレートを返してくる。右ボディストレートを多用する柴田に対し、ハーキュリスは組んでのヒジとヒザ。柴田のパンチをもらっても構わず前へ出て組んでくる。右ストレートを当てる柴田にヒザを突き刺すハーキュリス。柴田のパンチやヒザにもどんどん前へ出てくるハーキュリスは、左ハイからワンツーの連打。柴田も負けじと右ストレート。
3R、右ボディストレートと左ボディを打つ柴田にハーキュリスはヒジ。前に出るハーキュリスが左右の連打から組み付きヒジとヒザ。柴田もヒジ、右ストレートをヒットさせるが、ハーキュリスはすぐに打ち返してくる。柴田の左ボディがめり込む。下がるハーキュリスは左ミドル、左ハイで逃げ切り体勢に。それを追う柴田は右ストレート、右アッパー。ハーキュリスはジャブと首相撲で時間を稼ぐ。