ムエタイ
レポート

【ONE】メインはコントラニーが逆転KO勝ち、クンスクレックがスプリット判定で激闘を制す、吉成名高とラジャ王座を争ったハーキュリスに柴田真吾奮戦も惜敗、イリアス・エナッシが復活のKO勝ち

2023/02/24 23:02

▼第9試合 アトム級ムエタイ 3分3R
〇クンスクレック・ブーンデクシアン(タイ)
判定2-1
×コーコー・ソー・ソンマイ(タイ)


 1R、いきなり前蹴りでクンスクレックを転倒させるサウスポーのコーコー。前に出るコーコーを右ミドルで迎え撃つクンスクレック。パンチを狙うクンスクレックだが、コーコーの前蹴りと左ミドルに阻まれる。パンチの距離に入っても首相撲に。コーコーはクンスクレックの右ミドルをキャッチして右縦ヒジを見舞い“どうだ”とばかりにアピール。


 2R、ミドルの蹴り合いからクンスクレックが右ストレートをヒット。コーコーも左フックの2連打を叩き込む。クンスクレックが組んでくるとコーコーが右ヒジを見舞う。前蹴りも上手く使うコーコーにクンスクレックは右ミドルで対抗。クンスクレックの左右ミドルが当たり始めるも、組み際にコーコーが左ヒジを直撃。チャンスと見たかコーコーが前に出て左ストレートとヒジを繰り出す。首相撲に持ち込むクンスクレック。


 3R、クンスクレックは首相撲に活路を求めて組んでのヒザ蹴り。左ミドルにはコーコーが右ストレートを合わせてくる。左右ミドルを蹴るクンスクレックにコーコーはワンツー、前へ出てヒジ。コーコーの左ストレートが何度もクンスクレックの顔面を捉える。しかし、クンスクレックも負けじとヒジを打つ。何度キャッチされてもミドルを蹴るクンスクレックは、コーコーの蹴り足をキャッチして豪快にコカす。コーコーも蹴り足をキャッチしての右ストレート。


 判定は2-1と割れ、クンスクレックが激闘を制した。クンスクレックは判定を聞くと力尽きたようにリングに大の字となり、勝利を喜んだ。

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