▼第8試合 58.5kg契約 3分3R
〇ジョニー・オリベイラ(トーエルジム)
判定3-0 ※30-29×2、29-28
×国崇(拳之会/WKAムエタイ世界フェザー級王者)
ブラジル出身で今回が60戦目となるオリベイラは45歳のベテランながら筋骨隆々の肉体を持ち、2022年10月の前戦では仁琉丸を相手に判定勝利を挙げている。
対する国崇は小学生で少林寺拳法を学び、グローブ空手に転向。2000年7月にNJKFでプロデビューした。2003年7月にNKBバンタム級王座を獲得すると、NJKFバンタム&フェザー級王座、WBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王座、WBCムエタイ・インターナショナル同級王座、ISKAムエタイ世界フェザー級王者、WKAムエタイ世界フェザー級王座など合計7本ものベルトを獲得。また、ムエタイの二大殿堂であるラジャダムナンスタジアムとルンピニースタジアムでそれぞれランキング入りを果たし、両スタジアムのタイトルに挑戦したこともある。2021年4月には地元・岡山にて100戦目を達成したキック界の鉄人。
1R、ゆったりした構えで少しずつ距離を詰めていく国崇に対し、オリベイラは前蹴りとローキックで距離を取る。国崇は近距離から左ボディ、返しの右ローを当てていくが、オリベイラはローに合わせて右ストレート、さらに右ハイを蹴る。
2R、オリベイラがストレートを中心に前へ出る。国崇もジャブを突き、左フックで応戦するがオリベイラが右ストレート、右ハイを当て、さらに左右のストレートを何度も当てる。
3R、このラウンドもハイキックとストレートのオリベイラ、国崇はジャブに加えヒジも振るっていくが手数が出ない。後半になるとオリベイラは逃げ切り体勢に入ったか組み付きを多用。国崇は前に出てヒジを出していくが捉えることはできず試合終了。判定は3-0でオリベイラ。2ラウンドに効果的な打撃を当てたオリベイラがベテラン対決を制した。