▼第29試合 ウェルター級ワンマッチ
×横田一則
延長戦 判定0-5
〇西谷大成
横田は小学生から柔道を学び、実業団まで柔道を続けていたが2004年9月のデモリッションでプロデビュー。その後はDEEPを主戦場とし、2007年2月にDEEPライト級王座を奪取。2008年の戦極ライト級グランプリでは決勝まで進出している。2012年2月にはDEEPフェザー級王座も獲得して二階級制覇を達成。ONEにも参戦し、2018年6月にDEEPでの石川英司戦を最後に引退した。現在は格闘技ジムK-Clannを率い、現DEEPフェザー級王者&元RIZINフェザー級王者の牛久絢太郎を育て、RIZIN女子スーパーアトム級王者&DEEP JEWELSストロー級王者の伊澤星花を指導するなど指導者としても手腕を発揮している。
2021年2月のDEEP 100回記念スペシャルエキシビショングラップリングタッグマッチに出場した横田は、GRABAKA出身らしくグラップリングの強い選手だったが、実は本人はキックボクシングにかなりの自信を持っており、シュートボクシングの試合も含めて3勝1敗の戦績。
アルバート・クラウスやドラゴから勝利を収めているファディル・シャバリを投げによるポイントも含めてだが勝利しており、Krushでは国内ウェルター級~スーパーウェルター級トップクラスだった廣野祐には敗れるも判定まで粘っている。
西谷は若手格闘家育成プロジェクト「朝倉未来1年チャレンジ」7月の『Breaking Down 5』に初参戦してKO勝ちしているが、ヒロヤは今回が初参加となる。ヒロヤは地元・姫路で小さい頃から喧嘩に明け暮れ、少年院にも入ったこともあるワルで「姫路では自分を知らないヤンキーはいない」と豪語し、姫路の総合格闘技道場・華王州や、神戸の総合格闘技reliableでも練習を積んできた。朝倉未来の元でトレーニングを積み、2020年8月にDEEPでプロデビュー。これまで7勝9敗1分の戦績。
前に出る西谷に横田は前蹴り、右ローで下がるが、クリンチがブレイクになると逆に突進して右フックから組み付いて投げようとする。前蹴り、右フックをヒットさせ、西谷が前へ出てくると下がって距離を取る横田。
判定は0-0で延長戦へ。横田の前蹴り、右ローに西谷は右フックから投げ。西谷が左フックをヒットさせ、さらにフックを見舞っていくと横田は疲労からか転倒を繰り返す。横田は右フックを繰り出すも西谷のフックを浴びてバランスを崩しフラフラしている印象を与え、判定5-0で西谷の勝利となった。横田は笑顔で西谷を祝福した。