那須川「キックから見ていたボクシングは昔からの伝統があって、そこに忠実にというか。4団体ありますけれどコミッションがちゃんとあってひとつですし、ちゃんと決まりがあって凄く厳しいのかなってイメージもありました。まだ試合をしてないですけれど、ボクシング界はキック界から見ていたら凄くいいな、イケてるなって。やっぱり自分の想い、自分のバイブスだったりマインドもいい方向に向いていますし。とにかく楽しいですね。毎日楽しいですし、毎日最高。ストレスもないし、本気で好きなことをやれているのでいいなと思いますし、そういう風に思わせてくれるボクシング界を僕は好きになった」
那須川「感覚なんですよね。いい風が吹いている気もしますし、キック界にいる時はあまり見てなかったんですよ。で、いろいろな選手を見たりとか、世界の試合を見たりとかしていくにあたって、世間には届いてないけれどそういう想いがあったりとか、俺まだ全然できるぜって選手がたくさんいるのが。今日の会見でも思いましたし、元々メジャーですけれどこれからさらにレベルは上がっていくんだろうなって感じましたね」
――以前からボクシングのトレーニングをしていると思うがキックと違う部分は?
那須川「一番最初に思ったのは距離感とラウンド数だと思いましたね。僕はキックの距離に慣れていたのでそこを調整する練習、今もまだ模索中というか完璧なんてないので、4月の試合で完璧を見せられるかって言うとそうではないので、毎日最高を目指してやっています。ラウンド数は身体の使い方とか、短距離が長距離になる、簡単に言うとそういうところがあるので。本当に全く違うスポーツ、よく蹴りがなくなっただけじゃんって言われますがそんなことはないよっていう。奥が深いなって思います」
那須川「それがあまり考えてなくて。どうしたらいいですかね、逆に。自分次第なのかなと思いますし、もちろんみんな最短で…とかすぐに世界王者と思っている方も多いと思うんですけれど、僕はそこはあまり考えてないですね。ちゃんと時間をおいてじゃないですけれど、やっぱり納得できるものを出せないと。自分もチームもそうだと思うので。自分の中でいけると思ったタイミングで挑戦するのかなと思いますし、最短でとかすぐに世界というのは意識してないです。もちろんしたいというのはありますけれど、ちゃんと整えてからじゃないと難しいと思っています。でも希望はあるかなと思っています」