――那須川選手、今回階級がスーパーバンタム級を選んだ理由と、同じ階級に井上尚弥選手がいることについてどう思うか?
那須川「階級的にはキックでこの階級でやっていたので、まずはそこで対戦してそこから自分の適性を見つけていきたいと思います。井上選手に関しては僕はまだ新人なのでこれからじゃないかなと思っています」
――デビュー戦でいきなり強豪選手と当たることで、ボクシング界からの果たし状と受け取った?
那須川「それもありますし、僕の本気度が伝わればいいなというのが一番にありますね」
与那覇「一番はTHE MATCHの試合ですね。凄い綺麗なカウンターでダウンをとったのが印象に残りました。ボクシング的に見てもあれは芸術だなと思いました」
――寺地選手、ご自身のタイトルマッチがある中で那須川選手のデビュー戦という世間的に注目の集まる試合が同じ大会で組まれたことをどう思う?
寺地「僕的にも嬉しいですし、注目度のある大会なのでそういうところに僕が出るのは嬉しいですし、僕もしっかり勝って皆さんにいい試合を見てもらえればと思います」
――那須川選手のキックボクシングの試合で印象に残る試合は?
寺地「僕もTHE MATCHのやつは見たので。凄く技術もあるしスピードもあるし、上手い選手だなと思います」
――那須川選手、ボクシングの会見はキックボクシングの会見とは違う想いはありますか?
那須川「想いは変わることはないですが、より格闘技というものに対しての想いは強くなっていますね。格闘技というものが世の中に知れ渡っていて、いい意味でも悪い意味でも格闘技がどう思われているかと言ったらいいイメージも悪いイメージもある。格闘技は素晴らしいものだし、自分がその象徴になっていきたいと常々思っているので、そういった試合をしていきたいと思います。いろいろな人が来てくれて注目されているのは分かるし、またキックとは違った雰囲気と言うか、目が肥えた方と言うか、本物じゃないですけれどそういうのを見に来ている人たちが多いんじゃないかなと思います」
那須川「格闘技は5歳からやっていますが、またデビューした気持ちを思い出す。本当にワクワクしてやってやる、かますそって気持ちしかないので。この年になってまたこの気持ちになれるのは嬉しいですし、こんな何回も挑戦することを見てもらえる人ってなかなかいないと思うので、その立場にいることに感謝しかないですし、やるべきことは分かっている。そういう感じです」
――那須川選手、世界タイトルマッチや挑戦者決定戦などいいカードを差し置いてオオトリでいきなりデビュー戦が組まれた。デビュー戦からハードルが高い、アンチを刺激するような興行の組まれ方になると思うがプレッシャーはどう感じている?
那須川「まず試合順に関してはまだ決まってないと思うので、そこはみんな勘違いしてもらわないようにしたいです。アンチの方とかもいい意味でも悪い意味でも注目されていると思うし、いろいろな声はありますけれど、そういうことを気にしていたら生きていけないですし、起きている事がリアルだと思うので。今世の中的にもそうですけれど、ネットで言われたからとか陰で言われたからとかで、そういうのでネガティブになったりとかが多いと思うんですけれど、僕はある事がリアルだと思うので、それでしかないと思う。それ以上もそれ以下もないので、任された以上はやるしかない。それが良くも悪くも僕の人生なので。その人生を見てみんながそういうマインドを持っていただければいいと思います。口で言うのは簡単ですし、やって世間を納得させて、説得力を自分の身体で出すことをしていると思うので、それに注目してもらえたら嬉しいです」
※試合順に関しては現在最終調整中。後日、公式発表となる。