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【RIZIN】ともに涙した接戦のGP決勝、伊澤星花「“怖いな”と思っていた試合から解放されて涙が出ました」×パク・シウ「RIZINのルールでは勝ったと思った」

2023/01/02 22:01
【RIZIN】ともに涙した接戦のGP決勝、伊澤星花「“怖いな”と思っていた試合から解放されて涙が出ました」×パク・シウ「RIZINのルールでは勝ったと思った」

(C)RIZIN FF

 2022年12月31日(土)さいたまスーパーアリーナで開催された『RIZIN.40』の「スーパーアトム級(49kg)ワールドGP決勝戦で、現RIZIN女子スーパーアトム級&DEEP JEWELSストロー級王者の伊澤星花(フリー)と、パク・シウ(韓国/KRAZY BEE)が5分3Rで対戦。伊澤がパクに判定2-1で勝利し、GP優勝を果たした。

 2021年10月の「DEEP 104 IMPACT」以来の再戦となった、今回の大晦日の決勝戦。

 試合は、初回にスタンドバックを奪った伊澤に対して、パクはコーナー背にして凌ぐと、伊澤はスタンドでの「4の字ロック」で「思ったより足がパンパンになってキツかった」と足を消耗。

 2Rは、パクが右ストレートをヒット。さらにアナコンダチョークとがぶりで攻勢に。伊澤もスタンドバックを奪うも両者、極めには至らず。

 最終回は、パクの打撃の圧力に伊澤が下になる展開が増え、ギロチンチョークで跳びつくもパクは頭を下げずに極めさせず。前方に伊澤を落とすと踏みつけ、鉄槌連打で攻勢に立つも、伊澤のストレートフットロックで反撃。足を抜いたパクがフットスタンプで飛び込み、ゴングが鳴らされた。

 互いに極めの姿勢に入るもニアフィニッシュはなく、打撃ではパクが優勢もダメージは見えず。コントロールの部分でバックを奪った伊澤に対し、上からコントロールのパクという展開のなか、判定はスプリットで伊澤が辛勝した。

 1年2カ月ぶりの再戦を制した伊澤は、リング上で「パク・シウ選手、ほんとうに強くて、すごく怖かったです。ほんとうに強くなれるように頑張ります」と声をあげて号泣。

 対するパクは「皆さん、こんにちは、パク・シウです」と、涙を流しながら日本語で話すと、続けて「今日は韓国語で話します。今日のために応援してくれた皆さんありがとうございます。努力しましたが、何も見せることが出来なくて申し訳ありません……また頑張って戻ってきます」と、言葉を詰まらせながら、挨拶した。

 試合後のバックステージで、伊澤は「やっているときにすごいパク・シウ選手の強い気持ち感じて、“怖いな”と思った」「まだ自分は9戦しかしていないので、もっと強い海外の選手とか日本人とかと、望まれるような試合を強い選手とやっていけたらいいと思います」と今後について展望。

 接戦の判定を掴み損ねたものの、急成長を遂げたパクは「RIZINルールでは、自分は勝ったと思った。自分のほうが打撃が強く、相手にダメージを与えたと思いました」と悔しい思いを吐露した。

 試合後の両者の一問一答の全文は、以下の通りだ。

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