▼第7試合 第4代RISEスーパーライト級(-65㎏)王座決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R
〇山口侑馬(山口道場/元Innovationライト級王者、第4代DEEP☆KICK 60kg級王者)
KO 2R22秒 ※左フック
×森香津眞(チームドラゴン/同級6位、2018年RISING ROOKIES CUPスーパーライト級優勝)
※山口が決勝戦へ進出。
「第4代スーパーライト級王座決定トーナメント」の準決勝として、タップロン・ハーデスワークアウトvs山田洸誓が7月21日の大阪大会で決定しているが、もう片方の準決勝、山口vs森が今大会で行われる。
大阪山口兄弟の弟・侑馬はInnovation、DEEP☆KICK 60kg級でタイトル獲得経験を持ちRISEには2度目の参戦となる。近年はKNOCK OUTで活躍し、兄同様の倒すか倒されるかのド突き合いファイトを展開。
対するチームドラゴンの新鋭ファイター森は、昨年の同級新人王でプロデビュー以来4戦4勝4KO中のホープ。パンチの破壊力に定評があり、特に左ボディブローは強烈。
1R、森は強い右ローからの右フック、左ボディの連打。山口も左フックからの右ロー。山口も強烈な左ボディを打つ。持ち前の馬力を活かして山口をコーナーへ追い詰め、左ボディを打ちまくる森だったが、左フックをヒットさせた直後に山口の左フックをもらってダウン。ゴングと同時に右を同時に出し、森が2度目のダウンを喫する。
2Rも右を同時に出す両者だが、またも山口の右がヒット。すかさずパンチでラッシュを仕掛ける山口に森が打ち合いに行く。山口の左フックで森の身体が沈んだところでダウンが宣告される。森は足元がふらつき、レフェリーがそれを見てストップ。山口が倒し屋ぶりを発揮してKOで無敗のホープを破った。
山口はマイクを持つと「僕、優勝してベルト獲ってチャンピオンになるので今のうちにチェックしておいてください。Twitterとインスタを絶対にフォローしといてください」とアピールした。
▼第6試合 RISE QUEENミニフライ級(-49kg)王座決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R
×小林愛三(NEXT LEVEL渋谷/初代ムエタイオープン女子フライ級王者)
不戦勝 ※小林が計量をパスできなかったため
〇佐藤レイナ (team AKATSUKI/NJKFミネルヴァ アトム級1位)
小林の計量オーバーで試合は中止となり、計量をパスした佐藤が不戦勝に。寺山の試合後、佐藤もリングに上がった。
まず寺山がマイクを持ち、「事前インタビューで課題は解決したと言っていたんですが変わらないままグダグダになってきつい試合をしてしまいました。決勝はアマ時代から切磋琢磨している戦友である佐藤選手とやることになったので、体力と精神面全てをレベルアップして佐藤選手を倒しに行きたいと思います」と意気込む。
佐藤は「こんなことになって試合中止になって申し訳ありません」と頭を下げると、「自分の実力が未熟なのは自分が分かっているので、アマチュアで何回もやっている寺山選手に勝つために決勝で勝てるように強くなります。小さい頃から身長も試合もひなちゃんに勝てていないので、決勝は勝ちたいと思います」と、アマでの借りをプロで返したいと話した。
▼第5試合 RISE QUEENミニフライ級(-49kg)王座決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R
〇寺山日葵(TEAM TEPPEN/J-GIRLSミニフライ級王者)
判定3-0 ※30-28、30-28、30-27
×後藤まき (RIKIX/NJKFミネルヴァ・ライトフライ級5位)
※寺山が決勝戦へ進出。
寺山はジュニア時代から数々のアマチュア大会で好成績を残し、15歳でプロデビュー。シュートボクシングで活躍中のMISKAIやMIOといった女子トップファイター達としのぎを削り、MISAKIには2018年11月のJ-GIRLSミニフライ級タイトルマッチでリベンジを果たしている。
後藤は元KNOCK OUTプロデューサー小野寺力氏が代表を務めるRIKIX初の女子プロ選手。今年6月に行われた『NJKF 絆XII』では、今回のトーナメントにエントリーしている佐藤レイナから判定勝ちを収めている。
1R、松本は右ローで様子を見ていく。後藤の右には右のカウンターを叩き込み、パンチで下がらせると顔面への前蹴り。
2R、松本はローとミドルを蹴り分けるが、後藤がかまわずパンチを打ち返してくるとやや下がり気味。前に出てくる後藤には前蹴りとヒザを合わせに行く。
3R、パンチで前に出る後藤だが、寺山はよく見て右をかわす。パンチを放って顔面へ前蹴りを入れる寺山。パンチの打ち合いもする寺山だがクリンチが多くなり、最後はパンチを放って前へ出る後藤を顔面とボディへの前蹴りで迎え撃ち、ワンツーを当てて試合終了。寺山が判定勝ちで決勝進出を決めた。