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【UFC】マネル・ケイプがUFC3連勝、キャノニアがストリックランドに判定勝ち、王者マカチェフと激闘ツァルキヤンがUF5連勝のイスマグロフに完勝。フライ級のアルバジが4連勝! サイード・ヌルマゴメドフがUFC4連勝

2022/12/18 06:12

マネル・ケイプがUFC3連勝

▼フライ級 5分3R
〇マネル・ケイプ(ポルトガル・アンゴラ)18勝6敗(UFC3勝2敗)※UFC3連勝(2KO)126lbs/57.15kg
[判定3-0] ※30-27×2, 29-28
×ダビッド・ドボジャーク(チェコ)20勝5敗(UFC3勝2敗)125.5lbs/56.93kg

元RIZINバンタム級王者マネル・ケイプ(アンゴラ・ポルトガル)がUFCフライ級5戦目に向け16日(日本時間17日)の前日計量をパスした。

 2022年12月17日(日本時間18日)に米国ラスベガスUFC APEXで開催される『UFC Fight Night: Cannonier vs. Strickland』(UFC Vegas 66)で1年ぶりの試合に臨むケイプは、チェコのダビッド・ドボジャーク(20勝4敗・UFC3勝1敗)と対戦する。

 平良達郎も参戦中のフライ級のフェイスオフで、ケイプはサングラスをかけて両手を前に出したファイティングポーズで向かい合い臨戦態勢に。対するドボジャークは、その場で動じず冷たい表情でケイプを見つめた。

 UFCフライ級12位のケイプは、2019年大晦日のRIZINで朝倉海を2R TKOに下した後、UFCに参戦。アレッシャンドリ・パントージャ、マテウス・ニコラウに判定負けも、オデー・オズボーンに1R 右跳びヒザ蹴りでKO勝ち。2021年12月の前戦では、ジャルガス・ジュマグロフも1R パンチラッシュでKOに沈めている。

 2022年はここまで2度の試合キャンセル。4月の試合はドーピング検査で陽性反応(※検出量が僅かのため出場停止処分は無し)で欠場、6月の試合は対戦相手のホジェリオ・ボントリンが前日計量で体調不良で倒れて試合中止となっていた。

 対する同級9位のドボジャークは、2020年3月にUFC初参戦後、ブルーノ・シウバ、ジョーダン・エスピノーサに判定勝ち、フアンカミロ・ロンデロスに1R リアネイキドチョークで一本勝ちと3連勝も、2022年3月の前戦でケイプがスプリット判定負けしたマテウス・ニコラウ(※UFC4連勝中、12月3日にマット・シュネルにTKO勝ち)に判定負け。MMA「16連勝」でストップしている。

 2連敗からの2連勝を経て、再びトップ10ランカーとの試合に臨むケイプは「計量終了。明日、勝つため戦いが再びある」と意気込みを記している。

 1R、ともにオーソドックス構えから。中央を取るケイプに、左右にステップするドボジャークは右ローを軽くヒット。詰めるケイプのサークリングで後ろ手のノーガードで挑発。しかし踏み込むドボジャークは右カーフ。

 サウスポー構えにスイッチしたケイプ。オーソに戻すとドボジャークが右カーフ。追うケイプは跳びヒザ狙い。左右で詰めるがかわすドボジャークは打ち終わりにボディロックテイクダウン!

 すぐにフルガードに戻すケイプは下からヒジ。ドボジャークはかつぎパス狙い。しかし下のケイプはキムラアームロックでスイープ! 上から肩に腕を回して極めにかかるが、ブザー。

 2R、ドボジャークにドクターチェック後、再開。右のスピンキックを狙うドボジャーク。サウスポー構えのケイプは右から左の飛び込み。左手が上がらないドボジャーク。右で飛び込み左ミドルで応戦。ケイプはその入りにワンツースリーの速射砲。その入りにヒザを狙うが、詰めるケイプの左ボディにダウン! パウンドに足を戻すドボジャーク。ケイプはスタンドを選択。

 左ボディから右を当てるケイプ。ドボジャークの左に左を当てて、さらに左ボディを連打! バックヒジも繰り出すが、そこに組み付いたドボジャークがバック狙い。亀のケイプのリストコントロールする。

 3R、痛めた左のダブルで前進するドボジャークが圧力をかける。右の後ろ廻し蹴りも肩口で受けるケイプ。右カーフのドボジャークに右カーフを返すケイプ。そこに右ストレートを合わせに行くドボジャークは詰めてクリンチから右アッパーを突く。

 サウスポー構えで右から左を突くケイプ。ドボジャークは右カーフをヒット。ケイプはバスケットボールのドリブルフェイントやノーガード戦法も、ダブルレッグを仕掛けるドボジャーク。それを切るケイプに、左を当てる。ケイプもサウスポー構えから左を返すが単発。右で差して押し込むドボジャークにヒザを突いて押し戻すケイプ。ドボジャークは圧力をかけるが、ケイプは逃げ切り態勢か。

 判定は3-0(30-27×2, 29-28)でニアフィニッシュ、ダウンを奪ったケイプが勝利。「タップすると思ったけど、相手はすごい忍耐力だった。僕のスキルは成長している。僕は“スターボーイ”だ。誰も指名する必要はない。チャンピオンになる。僕がフライ級で一番だ。コーチやチームのみんな、妻と娘にも感謝しいている」と語った。

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