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2022年12月9日(日本時間10日)、米国コネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナにて、『Bellator 289: Stots vs. Sabatello』が開催された。
日本ではU-NEXTで生配信された同大会で、優勝賞金100万ドル(約1億3700万円)の「Bellatorバンタム級ワールドGP」準決勝2試合が行われた。
メインのストッツvs.サバテーロは、5Rにわたり組んでコントロールしたサバテーロに対し、前進を続けたストッツがワンツーの左、グラウンドヒジ、ヒザ十字をセットし、スプリット判定でストッツがバンタム級王座防衛&GP決勝進出を決めた。
圧巻だったのは、コ・メインのパッチー・ミックス(米国)だ。
かつて元UFC世界王者のピョートル・ヤンと1勝1敗の戦績を持つダゲスタンのマゴメド・マゴメドフ(ロシア)を相手にミックスは、2R ギロチンチョークを極めて失神させ、決勝進出。マゴメドフにキャリア初の一本負けを記録させた。
マゴマドフの首を横に出したテイクダウンに対し、首に右腕を巻いたミックスは、マゴマドフの左足に左足をからめてハーフガードにして、最初はアームインギロチン、そして脇の下から左腕を抜いて、右手に左手のひらを当ててマッケンジーチンの形で絞めると、足をロックされ前転できないマゴマドフの身体から力が抜け、失神。
ミックスは「落ちてる」とレフェリーに伝え、レフェリーがマゴマドフの右手を持ち上げると、ダラリと落ちたことで、失神を確認。試合を止めた。
GOODNIGHT 😮 💤@TeamMixMMA puts Magomedov to sleep to earn the submission win and send him into the Bantamweight World Grand Prix Finals. #Bellator289 pic.twitter.com/dlQm9ioFKQ
— SHOWTIME SPORTS (@SHOsports) December 10, 2022
これでミックスがストッツとのバンタム級ワールドGP決勝に進出。両者は、ケージのなかでフェイスオフ。
ストッツが「俺はマゴメドフより手強いぞ」と煽ると、ミックスも「お前が今日見せたのより強いのは分かっている」と返し、ストッツが「サンキュー、お前もな。お前と話したかったぜ。今からメチャクチャ煽るからな。分かってるだろ、ベイビー。レッツゴー!」と互いに敬意を見せながらも、早くもトラッシュトークを繰り広げた。