人に教える技術が本物の技術
──コンディションは?
「調子よすぎて怖いですね。体重もいい感じです」
──今回の試合のテーマは?
「圧倒して勝つ、圧倒して勝ちます」
──大晦日に試合をすることとは?
「大晦日を仕事をすることはあまりないことだと思うので、家でゆっくりしている人が多いなか、注目度が一番、多いんで、楽しみが倍増されるという感じですね」
──昨年の大晦日のバンタム級JAPAN GP2回戦の朝倉海戦以来の試合で変わったことは?
「もう全部成長しましたね。別人だと思ってもらえればいいと思います」
──7月に予定されながら井上直樹選手の怪我によりい一度は中止となった試合ですが、対戦相手の印象は?
「ああ……喋れない。喋れない人、ですね」
──井上直樹選手に圧倒的に勝っているところは?
「『圧倒的に勝っているところ』ですか。トーク力じゃないですかね(笑)」
──格闘技的に勝っているところは?
「うーん、そうですね、まあ、頭の回転じゃないですか」
──新しく作ったこの「Fired Up Gym」のこだわりは?
「明るく楽しくをモットーに、フィットネスの人がほとんどですけど、強くなりたい人も募集中ということで」
──1年ぶりの試合で、ほかの対戦相手との試合も考えられたと思いますが、井上戦にこだわった理由は?
「うーん……なんか井上直樹選手が嫌がっていそうだったし、あとは喰った方が美味しいなと思って。(試合が決まるまで)その間、強くなれるし、ちょうどいいなと思って。試合はしたいけど、プライベートでジムの開業とかでも忙しくて、全然すべてプラスにとらえようと思って、何ともなかったですね」
──ジムで指導をすると、自身の試合に集中できなくなる危惧はなかったですか。
「それは自分が一番恐れていたところで、ジムの経営とか、ほかのことに頭がとらわれて強くなることがストップしてしまうんじゃないかと、一番問題視したんですけど、意外とやってみたらそうじゃなくて、格闘技に携わる時間がすごく増えたので、発想能力とか閃きとか、最近、ほんとうに調子がよくて、今までですごく強くなった期間だなというのが、自分自身感じますね」
──マネジメントの視線が入ることで格闘家としても強くなっていると。
「指導がたくさん入っているので、人に教える技術が本物の技術だと思うので、今までなんとなくやっていた技術を噛み砕いて、自分のなかでその指導時間以外にも、どうやって教えようかと考える時間にもなって、プラスになりましたね」