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【UFC】トンプソンがホランドを4R TKO! ウェルター級でRDAがバーバリーナに一本勝ち、フライ級ニコラウが4連勝、パブロビッチが5連勝、ヒルがダコートに完勝、引退ホルツマンにグイダが勝利

2022/12/04 11:12
 2022年12月3日(日本時間4日)、米国フロリダ州オーランドのアムウェイ・センターで『UFC Fight Night: Thompson vs. Holland』が開催された。  UFC APEXでの少人数の観客で、配信向けに行うスタジオマッチとは異なり、今回はオーランドの会場での有観客大会。3月にオハイオ州コロンバスのネイションワイドアリーナで開催された『UFC Fight Night: Blaydes vs. Daukaus』以来の、本格的に観客を入れた「Fight Night」となる。 UFC Fight Night: Thompson vs. Holland 速報 現地時間2022年12月3日(土)、日本時間4日(日)米国フロリダ州オーランド/アムウェイ・センター 【メインカード】 ▼ウェルター級 5分5R〇スティーブン・トンプソン(米国)17勝6敗(UFC12勝6敗)170lbs/77.11kg[4R終了時 TKO]×ケビン・ホランド(米国)23勝9敗(UFC10勝6敗)170.5lbs/77.34kg  メインイベントは、ウェルター級王座に過去2度挑戦している6位のスティーブン・トンプソンと、ノーランカーながらウェルター級では負け無しのケビン・ホランドの対戦。  アメリカン・カラテをベースにローキックの無いジェントルマンキックで連勝し、MMAで16勝6敗1分のトンプソンは、ビセンテ・ルケ、ジェフ・ニールを相手に2連勝も、2021年7月に2位のギルバート・バーンズに、2021年12月に10位のベラル・ムハマッドに、いずれも判定負けで2連敗中。  今回の対戦相手のホランドについて、事前インタビューでは、「彼は間違いなく長身の選手だ(ホランドは身長191cm、リーチ206cm。トンプソンは身長183cm、リーチ191cm)。それに彼はブラジリアン柔術の黒帯で、トラビス・ルターや僕が教わったカルロス・マチャドを師に持つ。サブミッションもノックアウトも、この選手はどの場面でも通用する。レスリングだけを仕掛けてくるタイプではないし、キャリアを重ねるごとに進化していくタイプだ」と高く評価する。  2月に四十路を迎える39歳だが、「キックも含め、僕がKOされたのは過去に1度のみ(2019年のアンソニー・ペティス戦)。健康で、あまり大きなダメージを受けていない限り、僕はやり続けるつもりだ。コーチであり、父が『もういい』と言わない限り」と復活への意気込みを語っている。  対するホランドは、2021年10月にミドル級でのカイル・ドーカス戦でアクシデントのヘッドバットを受けてノーコンテストに終わると、2022年3月に階級をウェルター級に落として、アレックス・オリヴェイラにTKO勝ち。同年6月にはティム・ミーンズにもダースチョークで一本勝ちし、2連勝。しかし、2022年9月のカムザット・チカエフ戦は、チマエフの体重超過により、180ポンド契約で緊急出場し、ダースチョークで一本負けしている。 「(チマエフ戦は)奇妙でクレイジーな一週間だった」と苦い表情を浮かべたホランドだが、9歳歳上のトンプソンとの試合には、大いなる敬意とモチベーションを持って臨むようだ。 「ワンダーボーイはずっと注目されていたんだ。ミドル級でやっていた時も、ウェルター級になったらぜひやってみたい試合だった。以前、まだ減量していなかった頃、170ポンドに挑戦したのもワンダーボーイの存在があったからだ。彼はこのスポーツのレジェンドであり、素晴らしい人物であり、素晴らしいファイターであり、美しい打撃を持っているが、美しい打撃が常に有効であるとは限らない。MMAの試合数は僕の方が多いし、彼は僕より少ない。僕の方が若くてハンサムだ(笑)。僕の出番だよ」──ホランドはウェルター級の雄を超えて、ランキング入りを果たすか。  1R、サウスポーで半身構えのトンプソンに、オーソから詰めてパンチで飛び込んでいくホランド。  右前足のサイドキックはトンプソン。かわすホランド。左の蹴りもそこにカウンターの右を当てるトンプソン! ホランドは左前足でサイドキック。トンプソンも右サイドキック。詰めるホランドは中に入って左。しかし、そこにトンプソンも左を当てる。  詰めるホランドはワンツー! 出血するトンプソンはサークリングして詰まると首相撲。しかしホランドが右ヒジを突く。  離れて左上段の蹴り、さらにホランドの左ローに左ストレートを合わせるトンプソン。詰めるホランドに、スイッチしてのワンツーを打ち込むトンプソン。ホランドは左右の二段蹴りを腹に。さらに左右ミドルからボディ打ちも見せる。  2R、前手を伸ばして前後に細かくステップするトンプソンは鋭い左ハイ。ブロックするホランドに、左右で歩きながら前進。かわすホランドも左右で飛び込むが、トンプソンがさばく。右左で飛び込むトンプソンは、ガード上ながら強い左上段の蹴りで、一気に左右で詰め。さらに右から左上段の蹴り。  ホランドのパンチの入りに左を当てるが、動じないホランド。右のサイドキックのトンプソンを詰めて、左の突きにテイクダウン。しかし、下のトンプソンを立たせてスタンド勝負する。  ホランドの右に右を合わせるトンプソン。さらに左ミドル。しかしホランドの右からの押し込みにトンプソンが尻餅もすぐに立つ。右ハイ、さらに左右ラッシュで電車道でケージまで詰めるトンプソンだが、ホランドも左右で押し戻す。  3R、右のサイドキックで牽制するトンプソン。ホランドも右ミドルを返すが、トンプソンの左ハイにホランドはのけぞる。  ホランドの左の蹴りにカウンターの左の突きを当てるトンプソン。かわして脇を潜るホランドはトンプソンを押し倒してテイクダウンする、またも深追いせずにスタンド勝負を望む。  トンプソンの左サイドキックが顔面をとらえるなか、ホランドは右を突いて前に。首相撲を離したトンプソンは左から右にホランドは嫌ったか半身に。左右で詰めるが、トンプソンも左右の猛攻でケージからケージに押し戻し、後ろ廻し蹴りを近距離でかすめる。  4R、ホランドは右手首を負傷したか。ともに前足を挙げて近づくと、高いサイドキックはトンプソン。ホランドはワンツーで押し込むが動かず。トンプソンは頭が当たったか鼻血。  トンプソンの左ミドルが効いたか、動きが止まるホランド。ホランドからの組みを切ると、さらに左の蹴りからのトンプソンの詰めての右ボディ打ちがローブローと主張し、中断後、再開。  左の後ろ廻し蹴り、左ミドル、右サイドキックを当てるトンプソン。金網背に防戦一方のホランド。トンプソンは左後ろ廻し蹴りをテンプルに当てるとホランドは金網に釘付け。トンプソン左ストレートを当てるとホランドはダウン! 鉄槌連打もブザー。コーナーで椅子に座りドクターチェックのホランドだが、ストップ。  トンプソンがTKO勝ちで2連敗から復活。試合後、「UFCとファンにワンダーボーイがまだここにいることを示したかったんだ。ケビン・ホランドは野獣だ。彼の82インチのリーチに対抗するにはキックを使う必要があることは分かっていた。もっともっとすごいワンダーボーイを見せたい。みんなありがとう、愛してるよ、レッツゴー!」と語った。 [nextpage] ▼ウェルター級 5分3R〇ハファエル・ドス・アンジョス(ブラジル)32勝14敗(UFC21勝12敗)170lbs/77.11kg[2R 3分20秒 リアネイキドチョーク]×ブライアン・バーバリーナ(米国)18勝9敗(UFC9勝7敗)170.5lbs/77.34kg  元UFC世界ライト級王者でライト級7位のドスアンジョスがウェルター級に参戦。ノーランカーのバーバリーナと対戦する。  強打者のバーバリーナは現在3連勝中。ダリアン・ウィークス、マット・ブラウンを判定で下すと、2022年7月の前戦では元王者のロビー・ローラーを2R TKOに下し、5度目のファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞している。  ドスアンジョスは、2018年6月にUFC世界ウェルター級暫定王座決定戦でコルビー・コヴィントンに5R判定負けで王座獲得ならず。2020年11月に4年ぶりにライト級復帰。ポール・フェルダー、ヘナート・モイカノ相手に連勝も、2022年7月の前戦でライト級10位のハファエル・フィジエフに5RKO負け。38歳となり、ウェルター級にカムバックした。  1R、ともにサウスポー構え。右前足の蹴りを多用するバーバリーナ。ドスアンジョスはシングルレッグも差し上げるバーバリーナ。金網まで押し込むドスアンジョスは、両脇を差して大内刈でテイクダウン!  すぐに背中を着かせ、ハーフからケージ側に肩固めへ。スペースが狭いか、右に抜けられずマウントに移行。対角で手首を掴みパウンド。背中を見せて立とうとするバーバリーナを小外で足を引き出し崩してブザー。  2R、先に左右を振って詰めるバーバリーナが右で差して組みに。しかし離れ際にドスアンジョスが組んで小外がけで崩す。  金網背に粘るバーバリーナに、正面からダブルレッグテイクダウンはドスアンジョス。立つバーバリーナをもろ差しにしてまたも足技でテイクダウン! 背中を着くバーバリーナにキムラ狙い。バーバリーナはブリッジから足を戻すが、立ち際にドスアンジョスが左足をかけてリアネイキドチョークへ!  バーバリーナがタップ。ドスアンジョスがウェルター級で勝利を挙げた。  試合後、ドスアンジョスは、「7年前にこのオーランドで戦ってタイトルを防衛したんだ。だから素晴らしいパフォーマンスで戻って来れて嬉しい。決して近道をせず、簡単な試合を選ばず、二つの階級で最強の選手たちと戦ってきた。自分にとって素晴らしいことだ。7年前にドナルド・セローニを倒し、コナー・マクレガーとの対戦を勝ち取ったけど、その試合は結局、実現しなかった。今日の勝利でその試合を勝ち取ったと思う」と感慨深げに語った。 [nextpage] ▼フライ級 5分3R〇マテウス・ニコラウ(ブラジル)19勝2敗(UFC7勝1敗)※UFC4連勝 126lbs/57.15kg[2R 1分44秒 KO]×マット・シュネル(米国)16勝7敗(UFC6勝5敗)126lbs/57.15kg  平良達郎が参戦する注目のフライ級で、6位のニコラウと、7位のシュネルが対戦。  ノヴァ・ウニオンの黒帯ニコラウはMMA18勝2敗でUFC6勝1敗。2021年3月に元RIZINバンタム級王者のマネル・ケイプに判定勝ち。続くティム・エリオット、ダヴィッド・ドヴォジャークにも判定勝ちで3連勝中。  対するシュネルは、MMA16勝6敗でUFC6勝4敗1NC。9つの一本勝ちを誇る。2022年7月の前戦では、強豪スムダルジを2R、逆転の三角絞めを極めている。  1R、ともにオーソドックス構え。詰めるシュネルにサークリングするニコラウ。シュネルの打撃にバックステップでかわし、左で飛び込むも浅い。ニコラウの左フックを浴びて後方にダウンするシュネル。パウンドするも深追いせず立たせるニコラウは慎重にサークリングする。  2R、シュネルの詰めに左の飛び込みを当てて倒したニコラウだが、シュネルの立ち上がりに無理せず。スタンドで前に出て来るシュネルの右ををさばいて右フックをテンプルに当てると、シュネルは前のめりにダウン。パウンド連打でレフェリーが間に入った。  KO勝ちにニコラウは、刀を鞘から抜いて一太刀、再び鞘に収めるパフォーマンス。試合後、ニコラウは「これでUFC7勝目。正直に言うと、この後の契約は無いんだ。この勝利はボーナスに値するよね」と語った。 [nextpage] ▼ヘビー級 5分3R〇セルゲイ・パブロビッチ(ロシア)17勝1敗(UFC5勝1敗)※UFC5連勝(5KO) 255lbs/115.67kg[1R 0分54秒 TKO] ※パウンド×タイ・トゥイバサ(豪州)14勝5敗(UFC8勝5敗)266lbs/120.66kg  アンソニー・ジョンソンの追悼ビデオが流された後のヘビー級戦。  ヘビー級4位のトゥイバサと、5位のパブロビッチが対戦。トゥイバサは、UFC5連続KO勝利から、2022年9月に1位のシリル・ガーンに3R 逆転のKO負け。  パブロビッチは、2018年11月のUFCデビュー戦でアリスター・オーフレイムに1RKO負けでキャリア初黒星も、UFC2戦目から4試合連続KO勝ち。2022年7月の前戦ではデリック・ルイスも1R KOに下している。  トゥイバサとパブロビッチで合わせて30勝中、26のKO勝ちという両者の戦いはKO決着必至か。  1R、互いにグローブタッチ、ハグからスタート。左右を強振するパブロビッチ。  右オーバーハンドから左を効かせてダウンを奪う。トゥイバサは立ち上がるが、打ち合いのなか、トゥイバサの左に左を合わせて効かせたパブロビッチ! 動きが一瞬止まったトゥイバサを金網に詰めて、右を当てて腰を落とさせると、右アッパー、さらに右の連打でトゥイバサは頭を抱えて防戦一方。レフェリーが間に入った。  54秒TKO勝ちのパブロビッチは「トゥイバサに感謝。ボーナスが欲しい」と語った。 [nextpage] ▼ミドル級 5分3R〇ロマン・ドリーゼ(ジョージア)12勝1敗(UFC6勝1敗)※UFC4連勝 185.5lbs/84.14kg[2R 4分06秒 TKO] ※パウンド×ジャック・ハーマンソン(ノルウェー)23勝8敗(UFC10勝6敗)186lbs/84.37kg  ミドル級8位のハーマンソンと、ノーランカーながら、ロレアノ・スタロポリ、カイル・ドーカス、フィル・ハウズを相手にUFC3連勝中のドリーゼ。  1R、オーソドックス構えのハーマンソンに、サウスポー構えのドリーゼ。左の関節蹴りはハーマンソン。詰めるドリーゼは左ストレート。細かく跳ねながらハーマンソンは左ミドル。さらにダブルレッグテイクダウン!  ドリーゼはギロチン狙いを外すと、腰を切って腕十字狙いから足をすくってスイープ! 立ち上がるハーマンソンはなおも組むが、切るドリーゼ。  スタンド。右ミドルを蹴るハーマンソン。さらにワンツーの右で押し返し、左ミドル。ドリーゼはスイッチしてオーソドックス構えに戻す。  2R、右前蹴りのハーマンソン。腰に組むも深追いせず。ドリーゼは再びサウスポー構えに。しかし左ミドルを打つのはハーマンソン。ドリーゼが詰めてきたところにダブルレッグテイクダウン。そこにすぐに腰を切り、腕十字、さらに後ろ三角気味に頭もからめ、ハーマンソンが頭を抜くと、潜り足関節からカーフスライサーで右足を畳んでうつ伏せにさせて、右足を三角に固めて背後からパウンド!  動けないハーマンソンを見て、レフェリーが間に入った。ジョージアのドリーゼはこれでUFC4連勝。ランキング入りを果たすか。  試合後、「僕はグラップラー。グラップリングの世界王者がTKO勝ちだ。いいだろ? トップ10ランカーをみんな尊敬している。僕はここにいるよ」とアピールした。 [nextpage] ▼ミドル級 5分3R〇エリク・アンダース(米国)15勝7敗(UFC7勝7敗)186lbs/84.37kg[2R 2分45秒 TKO] ※パウンド×カイル・ドーカス(米国)11勝4敗(UFC2勝4敗)184.5lbs/83.69kg  1R、ともにサウスポー構え。右を当てるドーカスはカーフキック、タックルに入るもアンダースに切られる。ドーカスの蹴りを掴んでテイクダウンするアンダースだがグラウンドには付き合わず。左を当てたアンダースがダウンを奪うとパウンドに。ドーカスが亀になると離れてスタンド勝負。  左から右を打ち、金網に詰めるドーカスだが、突き放すアンダース。ドーカスは右ハイもブロック上。詰めるアンダースの頭がドーカスのアゴに当たりダウン。中断後、再開。早めの再開から、アンダースの右を浴びてダウンするドーカス。  2R、圧力をかけるアンダースに、右インロー、ハイキックからシングルレッグで組むドーカス。中央に回して腰を着かすが、すぎに立ち上がるアンダース。なおもシングルレッグも、取り切れず鉄槌を浴び、自らガードで寝る。足を上から蹴るもグラウンドには行かないアンダース。  ブレーク。ボディストレートを当ててダウンを奪うアンダースはパウンド連打。ハーフで頭を抱えるドーカスを見て、レフェリーが間に入った。  アンダースは、アンドレ・ムニス、パク・ジュンヨン戦の2連敗から復活勝利。ドーカスは2連敗に。 [nextpage] ▼ウェルター級→173.5ポンド 5分3R〇フィリップ・ロウ(米国)10勝3敗(UFC3勝1敗)※UFC3連勝(3KO)※173.5lbs/78.70kg 体重超過[3R 3分26秒 TKO]×ニコ・プライス(米国)15勝6敗(UFC7勝6敗)170lbs/77.11kg※ロウが体重超過。試合は行われるものの、対戦相手のプライスに報奨金の30%を支払う  1R、ともにオーソドックス構え。地元で長身のロウの蹴り終わりに詰めるプライス。ヒザ靭帯の手術から復活し、両ヒザにサポーターを着けて戦う。  バックフィストのフェイントを見せるロウ。右ローを突くプライスに、長い右ストレートで腰を落とさせる。すぐに立て直し前に出るプライス。手数は少ないも左ジャブ、右を当てるロウ。  2R前に腕立てで余裕を見せるロウ。プライスは左右を振り、左で差して金網に詰めるが突き放すロウ。いったん見合いのなか、ダブルレッグテイクダウン。しかし自ら立ち上がるロウ。  今度はプライスがダブルレッグも、切るロウ。4連打で前に出るプライスだが、その組みに、上から首をがぶり、バックテイク。リアネイキドチョーク狙いからパームトゥパームでネックロックへ。腕を外して腰をずらして立ち上がるプライスが前に詰めてブザー。  3R、右ロー、左右を振るプライスだが、ロウの顔が遠い。我武者羅に前に出るプライスは左を当てると、一気にラッシュ! ロウを押し倒してハーフからパウンド。デl-プハーフから立ち上がるロウに、なおも左を当てるプライスだが、肩で息をする。  ロウに比べ3倍近い打撃数のプライスだが、ロウは踏み込んでの右ストレートを当てると、首相撲ヒザでダウンを奪い、立ち上がるプライスに左右ラッシュ。金網で打たれ続けて逃れようとするプライスを見て、レフェリーが間に入った。体重超過のロウが3連勝。 [nextpage] 【プレリム】 ▼女子ストロー級 5分3R〇アンジェラ・ヒル(米国)15勝12敗(UFC10勝12敗)115.5lbs/52.39kg[判定3-0] ※30-27×3×エミリー・デュコーテ(米国)12勝7敗(UFC1勝1敗)115.5lbs/52.39kg  女子ストロー級12位のヒルと、Invicta FCで村田夏南子と激闘した13位のデュコーテが対戦。キックベースのヒルはK-1のKANAとも練習するストライカー。デュコーテはテコンドーベース。  1R、ともにオーソドックス構え。長い左ジャブ、左ミドルハイを打つヒル。右ローに右ストレートを狙うデュコーテ。ヒルはワンツーをガード上に当てて前に。右に回るデュコーテに、前蹴りはヒル。左ジャブのダブルが鼻先をとらえる。  自身の打撃の距離をつかめないデュコーテ。ヒルの右ローにカウンターでワンツーを狙う。左ミドルハイ、カーフと対角に攻めるヒルはスーパーマンパンチも狙う。ビッグヒットは無いがデュコーテは鼻血。  2R、プレッシャーをかけるヒルに入る機会をうかがうデュコーテ。右から左を振るが、ヒルの圧力にサークリング。ボディ打ち、顔面、蹴りも混ぜるヒルにデュコーテも左ミドルを打つ。  近づくと首相撲ヒザを突くヒル。離れるデュコーテはここまで組みの展開を見せず。ヒルの左右の連続ハイキックはかわす。デュコーテのヒザ着きのダブルレッグも受け止め切るヒル。  右から左、ワンツーの右を突くヒルは手数も。首相撲で頭を下げさせられるデュコーテ。ボディから顔面と散らすヒルは再び首相撲ヒザを突く。跳びヒザも見せてブザー。  3R、ワンツーを突くデュコーテ。しかしヒルはヒジ打ちも交えながら、押し戻すとワンツーから離れ際の左ハイ。さらにヒザを触ってテイクダウンのフェイントも。  左ボディで入るデュコーテに、スイッチして左、右ハイをガード上に当てると、組んで首相撲ヒザ。さらに首相撲で回してヒザを突き、離れ際に右ヒジを突く。  首相撲を切れないデュコーテはヒザを被弾。さらに離れては跳びヒザ、首相撲ヒザ、ヒジを受けるデュコーテ。ワンツーから右カーフも。デュコーテは右ハイ、ワンツーを狙うと、ヒルの蹴り足にしがみつくが、ヒルは片足立ちのままブザーを聞いた。  判定は3-0(30-27×3)のフルマークでヒルが勝利。ティーシャ・トーレス、アマンダ・レモス、ヴィルナ・ジャンジローバと強豪相手に3連敗から、復活の2連勝を飾った。 [nextpage] ▼ライト級 5分3R〇クレイ・グイダ(米国)38勝22敗(UFC18勝16敗)154.5lbs/70.08kg[判定2-1] ※29-28×2, 28-29×スコット・ホルツマン(米国)14勝6敗(UFC7勝6敗)155.5lbs/70.53kg  ライト級戦、41歳目前のグイダと、39歳で今回の試合で引退を迎えるホルツマン。  1R、ともにオーソドックス構え。細かいステップでジャブを突くグイダに右カーフキックはホルツマン。さらにスイッチしてのワンツーと圧力をかける。  グイダはサークリングしながら右カーフを返すが、金網背にする形に。ホルツマンの右ハイをダッキングしてかわす。右縦ヒジ、右ストレートで前に出るグイダ。右をかわして組むが、さばくホルツマン。  左ミドルをジャブがわりにダブルで突くホルツマン。さらに金網に詰めて左ハイをヒット。グイダは効いてないと両手を広げる。  ホルツマンの右に金網背にするグイダ。右を振り2度目の組みも剥がされ、ホルツマンは跳びヒザ。左前蹴りと追い込むが、グイダが右を返したところでブザー。  2R、左右を振り、一気に間合いを詰めてダブルレッグテイクダウンはグイダ。すぐに立って金網まで走るホルツマンは正対したヒジを狙う。離れて右アッパーを突くホルツマン。グイダの攻撃を見切るが、そこにグイダはダブルレッグで金網まで押し込み。  尻下でクラッチを組んだグイダは、持ち上げて中央まで運んでテイクダウン! 背中を着かされたホルツマンは金網まで這って立ち上がり離れる。力を使ったグイダに右を突くホルツマン。しかしグイダも右を振ってから低いタックルへ。  スプロールして切るホルツマンに、右ローを打つグイダ。圧力をかけるホルツマンは左ヒザ。サウスポー構えで金網に詰めていくが、組んでボディロックするグイダ。ホルツマンのスイッチ狙いを切り、ダブルレッグからスタンドバック。崩して前に倒すとホルツマンもすぐに立ち上がる。  3R、勝負のラウンド。前に出るグイダ。打ち合いに持ち込み、ダブルレッグも。ここは切るホルツマンが押し込み。左右で前進するグイダに下がりながら右を突く。金網に詰まるグイダは頭を下げて右フック。かわすホルツマンはサークリングするグイダを追う。  足を触って殴るグイダ。ホルツマンの脇を潜り、スタンドバック。背後からヒザを突くが、正対して脇を差すホルツマン。しかし尻下でクラッチを組んだグイダは、またも正面に向かって持ち上げ、テイクダウン! サイドを奪うが、立ち上がるホルツマン。そこに前へ詰めて崩れながらも足を手繰り背中を着かせるグイダ! ホルツマンの立ち際の腰を抱き、スタンドバック。崩しかけてブザー。  判定は2-1(29-28×2. 28-29)に割れ、グイダが勝利。ホルツマンはケージの中でオープンフィンガーグローブを外した。 [nextpage] ▼ライト級 5分3R〇マイケル・ジョンソン(米国)21勝18敗(UFC13勝14敗)156lbs/70.76kg[判定3-0] ※29-28×2, 30-27×マルク・ディアケイジー(英国)16勝6敗(UFC7勝6敗)155.5lbs/70.53kg [nextpage] ▼フェザー級 5分3R〇ジョナサン・ピアース(米国)14勝4敗(UFC5勝1敗)※UFC5連勝 146lbs/66.22kg[判定3-0] ※30-27×2, 30-26×ダレン・エルキンス(米国)27勝11敗(UFC17勝10敗)145lbs/65.77kg [nextpage] 【中止】▼女子フライ級 5分3Rトレイシー・コルテス(米国)10勝1敗(UFC4勝0敗)※UFC4連勝中 125lbs/56.70kgアマンダ・ヒバス(ブラジル)11勝3敗(UFC5勝2敗)125lbs/56.70kg※計量後にコルテスが体調不良によるドクターストップ [nextpage] ▼ライト級 5分3R〇ナタン・レビー(イスラエル)8勝1敗(UFC2勝1敗)156lbs/70.76kg[判定3-0] ※29-28×2, 30-27×ヘナロ・バルデス(メキシコ)10勝2敗(UFC0勝2敗)156lbs/70.76kg [nextpage] ▼フェザー級 5分3R〇フランシス・マーシャル(米国)7勝0敗(UFC1勝0敗)145lbs/65.77kg[2R 1分14秒 KO]×マルセロ・ロホ(アルゼンチン)16勝9敗(UFC0勝3敗)145lbs/65.77kg [nextpage] ▼女子ストロー級 5分3R〇ヤズミン・ハウレギ(メキシコ)10勝0敗(UFC2勝0敗)115.5lbs/52.39kg[2R 4分06秒 TKO] ※パウンド×イステラ・ヌネス(ブラジル)6勝4敗(UFC0勝3敗)114.5lbs/51.94kg
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