RIZINライト級GP2019優勝のトフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)が、UFCと契約したことを『MMA Azerbaijan』が17日報じ、ムサエフ自身もそれをリポストした。
ムサエフは5月の旗揚げ戦を1カ月半前にキャンセルした“お騒がせ団体”GFLとの契約を1月に発表していたが、そのGFLの5月2大会にも名前はラインナップされていなかった。
ムサエフは堀口恭司がUFC再デビュー(vs.タギール・ウランベコフ)する2025年6月21日(日本時間22日)のアゼルバイジャン大会の告知もリポストしており、GFLとの契約に問題がなければ、地元アゼルバイジャン・バクー大会でオクタゴンデビューとなるか。
2023年3月の『Bellator 292』でアレクサンドル・シャブリーに3R TKO負けしたムサエフは、2023年7月のRIZINでアキラを、11月に武田光司をいずれもTKOに下しており、2連勝中だ。
また、同メディアは対戦相手候補として、イグナシオ・バハモンデス(チリ)を挙げているが、3月に13位のジェイリン・ターナーに三角絞めで一本勝ちするなど3連続1Rフィニッシュ中のバハモンデスのアゼルバイジャン大会の投入はあるか。
アゼルバイジャン大会では、メインイベントとして、ジャマール・ヒルvs.カリル・ラウントリーJr.のライトヘビー級の5R戦が発表済みだが、同メディアはライト級11位のラファエル・フィジエフとナジム・ サディコフのアゼルバイジャン対決も示唆している。
先週の『UFC 314』後の記者会見では、西の隣国アルメニアをめぐる緊張が高まる中、アゼルバイジャンのバクーでの大会開催について、会場変更の可能性を問われたダナ・ホワイトUFC代表は、「代替会場については考えていない。我々はバクーに行く」と明言している。
果たしてムサエフのUFCデビューはなるか。