K-1K-1
K-1
インタビュー

【K-1】サッタリ「彼は自分が戦う相手はマハムード・サッタリだということをしっかり理解して日本に来た方がいい」vs.ラテスク「サッタリの無敗記録は俺との試合までだ」

2022/12/01 13:12
【K-1】サッタリ「彼は自分が戦う相手はマハムード・サッタリだということをしっかり理解して日本に来た方がいい」vs.ラテスク「サッタリの無敗記録は俺との試合までだ」

サッタリはK-1ヘビー級のレジェンド、ピーター・アーツとの特訓を積んでラテスク戦に臨む(ゴング格闘技 2023年1月号 NO.323より)

 2022年12月3日(土)エディオンアリーナ大阪『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN』にて、クルーザー級3分3R延長1Rで対戦するマハムード・サッタリ(イラン/TEAM OTA/ICF)とステファン・ラテスク(ルーマニア/SCORPIONS IASI)のインタビューが主催者を通じて届いた。


 サッタリはWAKOアマチュアムエタイ世界ミドル級王者、ムエタイ・プレジデントカップ2012優勝、ムエタイ・アジアンビーチゲーム2014優勝、ムエタイ・アジアインドア&マーシャルアーツ2017優勝などの実績を持ち、プロ戦績は20勝(12KO)無敗。2020年10月のKrushに初参戦すると、2021年7月の第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメントを圧倒的な強さで制覇。今年4月の「K-1 WORLD GP 2022 K-1無差別級トーナメント」では最軽量(85.20kg)にも関わらず優勝。6月の『THE MATCH 2022』ではHOOST CUP日本ヘビー級王者・内田雄大を1R1分18秒、左フックで豪快TKOして東京ドームを大いに沸かせるビッグインパクトを残した。

 ラテスクは初来日。ジュニア時代にISKA世界クルーザー級王座に就き、プロではまだ無冠だが11勝(5KO)2敗の戦績を誇る。10月20日にモルドバで行われた試合でもKO勝ち。その端正なルックスと将来性を感じさせる戦いぶりから、現地では“GOLDEN BOY”と呼ばれているという。身長187cmでオーソドックス。20歳。

 中村拓己K-1プロデューサーは「倒しっぷりのいい選手。世界の重量級を担っていくスター候補と言っていい選手がK-1に出てくれるのを嬉しく思う。サッタリ選手はヨーロッパの強豪と戦うのは初めてですが、かなり強い選手でサッタリ危うしという試合になる」と、かなりの強豪をサッタリにぶつけると語っている。

サッタリ「リングに上がったら私は戦いたいように戦う」


――2022年最後のK-1大阪大会への出場が来ました。

「前回の横浜大会は腰の怪我をしてしまったために試合をすることは叶わなかったんですけども、こうしてまたサポートしてくれるファンのためにリングに戻ってくることができて本当に嬉しく思っています」

――今年はサッタリ選手にとって飛躍の一年になりましたよね。4月のK-1無差別級トーナメントで優勝して、6月の「THE MATCH 2021」でも勝利して。

「すごく大きな経験になりましたし、自分のことを多くの方に知ってもらうことができました。より一層自分のベストを尽くして、喜んでもらえる試合をしなければいけないと感じています」

――対戦相手のステファン・ラテスク選手は今ヨーロッパで注目を集めている新星です。どんな印象を持っていますか?

「とても強い選手だと感じていますが、自分の中でベストなパフォーマンスを出すために全力を尽くすだけなので、それを楽しみにしていただければと思います」

――ラテスク選手は主催者を通じて「派手なK-1デビューを飾って、K-1の歴史に名を刻む選手になりたい」とコメントしていました。それについてはどう感じていますか?

「彼は若いのでモチベーションも凄く高いと思いますけど、それは自分も同じです。この試合に懸けるモチベーションは十分に高いし、K-1のリングで戦う経験は自分のほうが上だと思っています。それをリングでお見せしたいです」


――またラテスク選手はサッタリ選手がこれまで築いてきたものを奪いに来る相手だと思います。そうした相手を迎え撃つ心境はいかがでしょうか?

「相手が誰であっても、対戦相手は対戦相手でしかありません。ただし彼は自分が戦う相手はマハムード・サッタリだということをしっかり理解して日本に来た方がいいと思います」

――ヨーロッパの強豪選手と対戦するということでワクワクしていますか?

「もちろん試合前にプレッシャーや重圧を感じることはあります。でも大切なことは自分の感情をコントロールすることです。あらゆる状況に対応できるように日々厳しい練習もしていますし、もし相手が自分より体の大きな選手であっても自分のベストを尽くせるように準備しています。今後もっとビッグネームと戦いたいという気持ちもありますが、今は目の前の試合に集中したいです。日本は私にとってホームだし、リングに上がったら私は戦いたいように戦います」

――それぞれ選手は戦う理由があると思いますが、サッタリ選手は何のために戦っているのですか?

「すべての選手が何かのために戦っていると思います。私にもゴールがあって、それは世界でベストのファイターになることです。そして私には友人やファミリーがいて、みんなのために厳しい練習を積んでベストの人間になりたいと思います」

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント