▼【女子-220クラス】決勝戦
〇大倉萌(日本・大道塾吉祥寺支部)
[延長効果優勢勝ち]
×ダヴァジャルガル・プレヴジャブ(モンゴル)
キックボクシングの世界で名だたるトップファイターたちと拳・足を交えてきた大倉萌は、初戦、インドのナーズ・パテルが宙に浮くほどの膝蹴りを叩き込み(写真)、圧勝。決勝でも、2021モンゴル選手権優勝者ダヴァジャルガル・プレヴジャブから次々とポイントを奪ってみせた。これだけの完勝をみても、過去の世界選手権で日本女子がロシア~東欧勢のパワーの前に為す術もなく潰されていく様が脳裏に焼き付いている側としては、不安が拭い切れない。これからの半年での、パワー、スピード、テクニック、メンタル……全面的なマシマシを願いたい。
【その他の階級の入賞者】
男子240以下:優勝 遠藤 春翔 (日本・大道塾総本部支部) 準優勝 伊東 宗志 (日本・大道塾日進支部)
男子250以下:優勝 寺阪 翼 (日本・大道塾総本部) 準優勝 佐川 太郎 (日本・大道塾仙台東支部)
男子270以下:優勝 西尾勇輝(日本・大道塾大阪南支部)
女子220超:優勝 内藤 雅子 (日本・大道塾横浜北支部)
※空道ルール=道着・拳サポーター・頭部防具を着用し、頭突き・肘・膝を含む打撃と、投げ技・寝技によって争う。階級別大会では、身長センチと体重キロを足した数値(体力指数)によって、男子階級6階級、女子2階級にクラス分けを行う。一本(打撃によるKO、絞め・関節技によるタップアウト)のほか、効果=1ポイント、有効=2ポイント、技あり=4ポイントによるポイントの多寡により、勝敗を決し、両者ポイントのない場合は、旗判定で決着をつける。1試合の試合時間は本戦3分+延長3分(+決勝のみ再延長3分)。
写真・記事提供/全日本空道連盟