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【ONE】ロッタンがラシリから2度のダウン奪う圧勝でV4、アバソフが計量失敗で王座剥奪、クリスチャン・リーが4R TKO勝ちで二階級制覇!

2022/11/19 10:11

▼ONEムエタイ ウェルター級 3分3R
○コズモ・アレッシャンドリ(ブラジル)
[KO 2R 2分03秒]※右縦ヒジ
×フアン・セルバンテス(英国)


 アレクサンドルは元プロサッカー選手で、19歳からムエタイを学び2004年10月にプロデビュー。W5世界-75kg級王座、WMCインターコンチネンタル王座、WPMF世界ミドル級王座など数多くのタイトルを獲得し、ジョン・ウェイン・パーとは3勝1敗、ジャバル・アスケロフやレギン・アーセルに勝利している。また、敗れてはいるがジョルジオ・ペトロシアン、ヨーセングライとも拳を交えた。2018年4月のONE初参戦ではエリオット・コンプトンに2RでKO勝ちも、11月にはニキー・ホルツケンにKO負けを喫した。今回はそれ以来の試合となる。MMA、ボクシングでも試合をする三刀流。


 セルバンテスはメキシコシティ出身でイギリスに移住。大学生時代にムエタイを始め、UKMTFムエタイ・ブリティッシュ王座とWTKA 世界王座を獲得し、4年連続で英国の最高ランクにランクされた。パワーのある選手でKOを量産している。


 1R、まずはセルバンテスが右ロー、左ミドル。アレクサンドルはスネでカットする。アレクサンドルはじっくり見て右ストレートを繰り出すが、セルバンテスに蹴らせる展開。アレクサンドルはセルバンテスのテンカオに左フックを合わせるが深追いはしない。セルバンテスの左インローがローブローとなり一時中断。再開後、アレクサンドルは左ヒザからの右フックを繰り出す。1Rのアレクサンドルは完全に様子見。


 2R、セルバンテスは右ボディストレート、アレクサンドルは左ローを返す。前に出るアレクサンドルだがセルバンテスの蹴りになかなか近寄れない。しかし、右フックから組んだアレクサンドルが内側から右縦ヒジをコンパクトに叩き込み、アゴにもらったセルバンテスはダウン。そのまま立ち上がれず、セルバンテスが一発KO勝利を飾った。


 これを最後の試合と決めていたというアレクサンドルは涙の引退宣言。勝利者インタビューの最後に5万ドルのボーナスが贈られることが告げられ、ガッツポーズで喜んだ。

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