ベイノア「『宇佐パト君』はキャラがかぶっている。動物として僕が強い」、宇佐美「中途半端、やるならしっかりやれや」
▼ライト級(71.0kg)5分3R
“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館)
宇佐美正パトリック(フリー)
また、ボクシング高校6冠からMMAに転向し、5勝1敗の宇佐美正パトリック(フリー)が、極真会館の“ブラックパンサー”ベイノアと対戦する打撃対決も発表された。
極真空手の経験も持つ宇佐美は2022年10月の前戦で佐々木信治に3R TKO勝ち。第2代RISEウェルター級王者のベイノアは、2021年大晦日に武田光司に腕十字で一本負けして以来の試合となる。
1年ぶりのMMAで再起を目指すベイノアは、「1年ぶりなんですけど、ちょこちょこ(RIZIN YouTubeの)MCとかで出ていてご無沙汰感があんまりRIZINにないんですけど、やっぱり僕はファイターなので、何がなんでも勝たないといけない。去年、RIZINのトップの(武田)光司さんと大晦日でやらせていただき腕を破壊され、そこからちょっとフェードアウトしていたので、“何やってたのかな?”みたいな感じもあったと思うんですけど、しっかりMMA、RIZINの舞台復帰に向けてパラエストラ柏でも練習させて頂き、また試合も『THE MATCH 2022』等出させていただいています。そこで得た経験を結果で表すのはここかと思っているので、しっかりと結果を残したい。ファイターとしてしっかり勝って、最高の年越しを迎えたいと思っております」と意気込み。
ケトルベルとしてのお笑い活動も稼ぎ時の年末年始だが、「今は格闘技に集中していて、ゆくゆくは大晦日に試合をして、年明けすぐネタ番組出るみたいな流れがいいかな、どうですかね、榊原さん」と大晦日の活躍を年始のお笑い番組出演に繋げたいとするも、榊原CEOは「まずは勝たないとね」とぴしゃり。
打撃巧者の対戦相手については、「“宇佐パト君”が出てきた時から、ハーフで、ストライカーで同じ階級で、キャラがかぶっていてヤバいと思っていました。(宇佐美と比べ)動物的には僕のほうが強いかと。打撃のスキルとかは置いておいて、MMAは“何でもあり”に近いので、自分の強味が生きると思います。サバイバルマッチですね。結果を残さなきゃいけないと思ってます。生き残ります」と、MMAで生き物としての強さで上回って生き残るとした。
対する宇佐美は、「大晦日RIZIN参戦ってことで、凄い自分も楽しみで、ベイノア選手としっかり殴り合いができるので、しっかり倒したいと思っているので、応援よろしくお願いします!」と簡潔にコメント。
ベイノアより上回っている点を「相手も打撃の選手で、打撃で勝負ならしっかり倒して自分をアピールする。別に打撃でも寝技でも勝負するつもりでいる。全てにおいてベイノア選手より優れてる」と自信を見せると、かねてより目標としているUFCなど北米挑戦について「もっと日本でキャリアを積んでいかないといけないと思っていたので、しっかり日本でキャリアを積んでこれから海外に向かって行ければと思っている」とした。
【写真】約40秒のフェイスオフを繰り広げた宇佐美とベイノア。
また、ベイノアから“宇佐パト君”と呼ばれたことについては、「なれこい(馴れなれしい)な思いましたね、普通に。(ベイノアが)中途半端なんで、中途半端するんやったらそっち行けやと思うし、やるんだったらしっかりやれと思いますし、試合当日、僕が結果出すだけなんで、しっかりやります」と斬り捨てた。