2023年の日本大会開催は、100%だ
──北米進出に合わせて、WADAレベルのドーピングチェック始まったそうですが、すでに行っているのでしょうか。直前での欠場選手が相次いでいることが、このことに関係しているでしょうか。
「これまでもランダムなドラッグ検査はやってきていますが、現在結果についてオープンにする決断をしました。仰っしゃる通り、これは米国標準にマッチさせるためで、世界標準にしていくことはとても重要だから、ONEとしては全てにおいて、メディカル・プロセスやドーピング・プロセスなどを所属選手に対して行っている。でも、WADAじゃない。WADAの会社じゃない。『Drug Testing International』という会社がやっている。NBAやNFLなど大きなスポーツ企業とドラッグ検査をしている会社です」
──欠場が相次ぐこととは関係ない?
「いや、いや。時として不運なことに選手が病気になることもあれば、減量に失敗することもあり、減量に関して言えば、選手によって、(若松)ユウヤの前回の試合がそうであったように、相手選手が計量ミスをすることによって試合が不成立になるということもある。キャッチウェイトでの試合が提案されたとしても。これは当たり前のことだ。運がいい時もあれば悪い時もある」
──日本大会について、話せる範囲でどんなイメージでしょうか。
「2023年のスケジュールについてまだ何も確かなことは言えない、世界中での多くのイベントをブッキング中なんだ。近日中にスケジュールを固めて発表する。ただ、100%、日本大会はあるとだけは言っておく。100%だ」
──PPV販売のために選手同士がSNSで文字のバトルをすることが格闘技界のトレンドになっているのを選手が意識しています。ONEではそれをどう考えていますか。
「ONEがするべきことというのは何をとっても、オーセンティック(正真正銘)じゃなきゃいけないと思っているんだ。我々はアスリートに無理やり、捏造したトラッシュトークを強いるようなことはしない。もちろんそれが、選手たちから自然に生じるのであれば、それは構わない、OK。時として団体がフェイクのストーリーをでっちあげて、盛り上げようとするが、我々はオーセンティック性を信じているよ」