矢地「自分の得意を押し付けて戦う」
宇佐美から対戦のラブコールを受けた矢地は、ライト級(71kg)でボイド・アレン(南アフリカ)と戦う。
川名“TENCHO”雄生、武田光司と日本人王者クラスに連勝したものの、ホベルト・サトシ・ソウザ、ルイス・グスタボ相手に連敗している矢地は「この階級で外国人選手に勝つことがテーマ」と公言しており、元EFCフェザー級王者でMMA16勝4敗1分、プロボクシング戦績6勝(4KO)1敗1分、182cmの長身オーソドックスのアレンといかに戦うか。
会見で矢地はアレンについて、「総合的にできるけど、打撃が得意な選手で噛み合うと思う。そういう選手に、相手のいいところを出させないようにして、自分のいいところをぶつけてしっかり勝ちたい」とし、国際戦で2連敗のなか「自分は相手に合わせて戦ってしまうのが良くないところだったので、相手に“自分の得意を押し付けて戦う”ということを重点的に練習してきた。対海外勢ということでしっかり勝ち切って、もう1回、矢地祐介に期待してもらえる内容で勝って、もう一度上がっていきたい」と意気込みを示している。
対するアレンはRIZIN宛に、「世界的に評価されているRIZINの舞台で自分のパフォーマンスを早く見せたい。対戦相手の矢地は良い選手で総合的に強い選手だ。自分のファイトIQの高さ、派手なファイトスタイルで観客を湧かせたいと思います」とのコメントを送っている。
70kgで海外選手を相手に結果を残せていない矢地は、リーチ・コンパスの長いアレンを相手に「自分のやりたいこと」を押し付けることができるか。