▼第13試合 フライ級 5分2R
○NavE(N★TRUST/第3代GLADIATORフライ級王者)
[判定3-0]
×有川直毅(K-PLACE)
2021年9月に宮城友一に判定勝ちしたGLADIATORフライ級王者のNavEは、2022年3月の前戦「RIZIN 34」で福田龍彌に1R TKO負けからの再起戦。
対する有川は、2021年6月のPANCRASEで山中憲次に、2022年1月のGLADIATORで藤田健吾にいずれも判定勝ちで2連勝も、2022年1月の前戦PANCRASE327で上田将竜にスプリット判定負け。両者ともに再起戦となる。
1R、サウスポー構えのNavEに、オーソドックス構えの有川。NavEは右ジャブから左の前進に、有川は右ストレートを狙う。
NavEはダブルレッグも差し上げた有川。左で差して金網に押し込み右ヒザを突く。NavEは右で小手に巻いて投げも、スタンドに戻す有川。払い腰で投げたのはNavEもトップを取ったのは有川。背中を着いたNavEだが、上体を金網に立てに。寝かせる有川にクローズドガードから三角を狙いに手首を持つNavE。
有川はいったん体を放し、足をさばきに。そこで手首をつか腕十字を狙うNavEだが、セットさせない有川が上からパウンド狙い。NavEも蹴り上げを当て、右で差して金網を使い立ち上がり。有川のグローブのテープが外れて中断も再開。
パンチの打ち合いで前進はNavE。右を当てる有川に、前に出るNavEが左を首もとに当て返してゴング。
2R、有川は右フックの飛び込みから左ミドル。NavEはその入りに左ストレートを合わせる。ニータップで組みついた有川が右足を持ち上げて前に。足を放し左で差し上げて押し込み。NavEの体の入れ替えを回すが、NavEは再び体を入れ替え、ボディロックからサバ折小外でテイクダウン狙い。ここは耐える有川が今度は逆にボディロックから崩しも、NavEも倒れず。有川は四つから大内刈も狙う。
凌ぐNavEは、有川の腿にパンチし、そのまま左ヒザを抱えて片ヒザを着かせると一気にバックへ。4の字に足を組んで背後からパウンド、リアネイキドチョーク狙い。後ろ手を掴み極めさせない有川に背後からパウンド。最後はマウントになり、パンチとヒジを浴びせて、ゴング。
判定は、ケージ際でのシングルレッグから巧みにバックを奪い打撃を入れたNavEが3-0で勝利。
ベルトを肩にかけて王者をアピールしたNavEは、「有川選手、強くて苦戦したんですけど、何とか勝つことできました。今回の試合は、ムカついていて1試合勝ったくらいでタイトルマッチ、そんなに甘くないよと。ここはGLADIATORで、俺がGLADIATORのチャンピオンです。3月にRIIZNですごく苦い結果になってしまって、応援してくれた人たちをがっかりさせたり、せっかく快く送り出してくれた櫻井(雄一郎)代表にいい結果で応えられなくて申し訳ない気持ちでした。必ずまた、GLADIATORを背負って、RIZINに上がって、勝ち星を挙げたいと思います」と語った。