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2022年12月9日(日本時間10日)に米国コネチカット州アンカスビルで開催される『Bellator 289』のコ・メインイベントで「Bellator世界女子フライ級タイトルマッチ」が決定。王者リズ・カモーシェ(米国)が、前王者で同級1位のジュリアナ・ヴェラスケス(ブラジル)を挑戦者に迎え、初防衛戦に臨む。
カモーシェは、ルイジアナ州ラファイエットで生まれた後、米国海兵隊員だった父親の仕事の都合で幼少期に日本の沖縄クリスチャンスクールインターナショナルを卒業。20歳で自身も海兵隊に入隊し、航空電気技師として5年間任期を務めた。
柔術黒帯ながら、MMA17勝7敗のうち8つのKO勝ちを誇る強打者。2010年3月のプロデビュー後、マルース・クーネンが持つStrikeforce女子ウェルター級王座、ロンダ・ラウジーが持つUFC世界女子バンタム級王座、ヴァレンティーナ・シェフチェンコが持つUFC世界女子フライ級王座に挑戦も、戴冠ならず。
無冠のウェルラウンダーとして2020年9月にBellator参戦。ディアナ・ベネットを3R、リアネイキドチョークで極め、2021年4月にはヴァネッサ・ポルトに判定勝ち。同年6月に日本の渡辺華奈と対戦し、打撃で寄せ付けず、1R TKO勝ち。渡辺に初黒星をつけている。2022年4月に当時の王者ヴェラスケスも4R、小外からのテイクダウンでパウンドアウト。4連勝で新王者に輝いている。
対するヴェラスケスは、2010年柔道PJCワールドカップ70kg級5位入賞など、柔道ブラジル代表として活躍。2014年のプロMMAデビューからMMA11戦無敗で、Bellatorでも6連勝。2020年12月に前王者のイリマレイ・マクファーレンに判定勝利し、王座を獲得した。2021年7月にはデニス・キーホルツの挑戦をスプリット判定で退けている。2022年4月のカモーシェ戦のTKO負けは、自身初のMMAでの黒星。戦線を12勝1敗としている。
前戦ではヴェラスケスがカモーシェからダウンを奪うなど、攻勢だったものの、4R終了間際にカモーシェのパウンドを受けてのレフェリーストップ。ストップ後、ヴェラスケスはすぐに上体を立てて、抗議をしていた。
今回のダイレクトリマッチでは、カモーシェが王者の力を証明するか。それともヴェラスケスが雪辱を果たすか。
また、フライ級のタイトルマッチが、12月9日に決定となると、2022年5月の前戦で元コンテンダーのデニス・キルホルツ(オランダ)に一本勝ちした同級2位の渡辺華奈(日本・FIGHTER'S FLOW)の次戦がどうなるのかにも注目が集まる。
ハワイでアンジェラ・リーとも練習を積んできた渡辺は、年末に噂されるBellator日本大会に照準を合わせてきたが、12月のカモーシェvs.ヴェラスケスの決定で、凱旋マッチはどうなるか。
Bellator 289: Stots vs. Sabatello
12月9日(日本時間10日)米国コネチカット州アンカスビル
モヒガンサンアリーナ(日本ではU-NEXTで配信)
▼Bellatorバンタム級選手権試合&ワールドGP準決勝 5分5R
ラフェオン・ストッツ(米国)王者
ダニー・サバテーロ(米国)挑戦者
▼Bellator世界女子フライ級選手権試合 5分5R
リズ・カモーシェ(米国)王者
ジュリアナ・ヴェラスケス(ブラジル)挑戦者・1位
▼Bellatorバンタム級ワールドGP準決勝 5分5R
マゴメド・マゴメドフ(ロシア)
パッチー・ミックス(米国)