全局面で勝ちたい(須田)
対する須田も、計量では「減量はほぼ無く、2kgほど水を抜いたくらいです」という。
壇上では、リベンジを狙う立場として「2年前とは同じ結果にさせないですし、明日、私が勝ちます」と意気込みを見せた。
計量後にその言葉の根拠を聞くと、「私の方が試合数も多いし、この2年で経験してきたことは私の方が上なので、これまで通りに戦えば勝てると考えています」と、MMAで厳しい試合を重ねてきたことが自信に繋がっているという。
「より自分の得意なことを試合に出せるようになってきています。最初に2敗したことで、どうしたら勝てるようになるのか『考える』ことで、動きが変わってきました」と語る須田は、地元・大阪を拠点にプロファイターでもある父と、練習パートナーの弟、そしてて関西のプロ練習にも参加、SMOKER GYMの栗山葵らと練習を積んできた。
対戦相手の村上については、「やっぱり寝技が強いし、極めもすごく強いと思っています」と、グラップリングの強さを警戒。
デビュー戦では、両脇を差されてのテイクダウンを再三決められたが、「プロデビュー戦でレスリングとかもあまり分からず試合をしていました。いまは壁レスリングもやって対応が出来ています」と成長を語る。
「打撃は前蹴りもそうですけど、ボクシングも習っていてパンチも磨いてきたので、パンチも出せるように頑張ります。全局面で圧倒できるように」と、寝技のみならず、打撃でも「圧倒」できる準備をしてきたという。
「全局面で勝ちたいです。ここでリベンジに成功して、大島沙緒里選手にもリベンジしたいので、少しでもその試合に近づけるように頑張ります」──寝技師による約2年ぶりの再戦は、MMAファイターとしての進化が問われるメインイベントとなる。