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【RIZIN】なぜ堀口恭司の対戦相手は金太郎になったのか? 3連敗ならBellatorリリースの危機も「このレベルの選手にきっちり勝って来れないのであれば、Bellatorは“もういいかな”という感じ」(榊原CEO)

2022/09/06 17:09

Bellatorで3タテくらったらリリースです(榊原CEO)

 一方で、堀口の再起戦に向けた状況について、榊原CEOは背水の陣だという。

 2021年12月に、怪我で返上していたBellator王座の奪還も目指し、当時の王者・セルジオ・ペティスに挑戦した堀口は、4Rまで圧倒しながらも、スピニングバックフィストを受けてKO負け。

 2022年4月の『Bellator 279』では、バンタム級ワールドGPに参戦し、1回戦でパッチー・ミックスのバックコントロールを崩せず、判定負けで強豪相手に2連敗を喫している。

 Bellator契約下にあるRIZIN王者の貸し出しと、対戦相手が金太郎になったことについて、スコット・コーカーBellator代表からは、「『それならそれでいい』という感じでした」と、同意を得たと榊原CEOはいう。それは、Bellatorが堀口の再起の道筋として、今回の金太郎戦が、査定試合にもなっていることを意味する。

「スコットととも話しましたが、堀口はBellatorに行って、結果2連敗、彼らもあまり予想していなかったし、僕らもGPをやるなかで、こういう結果になるとはあまり予想していなかった。だから、Bellatorで3タテくらったらリリースなんですよ、普通で考えたら。堀口にとってはとても重たい試合ではある。金太郎は15勝13敗(※14勝11敗2分)とかのキャリア。このレベルの選手にきっちり勝って来れないのであれば、Bellatorは“もういいかな”という感じで、堀口にとってはとても重い試合だと思う」と、堀口はリリースの危機にあるという。

 その再生への道筋は、堀口が金太郎に完勝し、再びBellatorバンタム級トップ戦線にからむことだ。

「RIZINのバンタム級は結構、層が厚いのですが、堀口のRIZINのキャリアは結構長いので、大概の選手とは交わっている。過去にやったことがなくて、ここで堀口が戦うべき相手は、いろんな可能性を想定して、金太郎がベストチョイスだと思っています。金太郎のキャリアを考えたら、この試合を(堀口が)パスして勝ってきて当たり前だよね、と。それでもう1回、Bellatorで戻って来れるようにするしかない。Bellatorのバンタム級ワールドGPも続いていくし、それが今回、堀口に課せられたテーマ」と、榊原CEOは告げた。

 堀口にとっては、勝てば、復活の第一歩、負ければ地獄の日本帰還試合。金太郎にとっては、一気に再浮上するビッグチャンスだ。

 会見で「相手より上回っていると思う部分は何か?」と問われた金太郎は「殺す気持ち」と言い放ち、堀口は「それを試合で見せます」と一言で意気込みを示している。

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