▼第2試合 66.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
〇未奈(秀晃道場/SB日本女子ライト級1位)
TKO 3R2分46秒 ※パンチ連打
×キム・ジュヒョン(韓国/Ace gym/Spirit Boxing Championship MVP)
未奈は女子大生ファイターとして2010年10月にプロデビュー。“東北の剛腕美女”の異名を持ち、女子離れしたパンチ力で連続KOを飾ったとともにその端正なルックスでも注目され、雑誌グラビアを飾った。2011年8月からはSBを主戦場とし、戦績は11勝(4KO)8敗。昨年のGirls S-cupではMMAルールに初挑戦してKO勝ち。今年4月大会ではイェジン・ハンから大差の判定勝利を収めている。
対するキムは5勝1敗の戦績を持つ19歳とまだキャリアは浅いが、ボクシングベースのパンチを得意とし、韓国で行われたアマチュアボクシング大会「スピリットボクシングチャンピオンシップ」でMVPを2度、ktk(KOREA KYETOKI)アマチュア中級トーナメント優勝などの実績を持つ。ボクシングだけに飽き足らず、柔術でもキャリアを重ね、釜山オープン柔術白帯の部では金メダルを獲得しているという。
1R、未奈は右ストレートと豪快な左右フックで前へ出る。キムはローとワンツーで応戦。未奈はパンチの連打からの首投げを仕掛けるが、これはシュートにならず。消極的なキムに未奈も見合ってしまう。
2R、未奈が首相撲からのヒザ蹴りを連打、さらに右ミドル。首投げを仕掛けて投げられないとすぐに首相撲からのヒザ蹴りに移行する未奈。左右ボディで集中的に攻めるとキムは身体を丸めてしまい、未奈が一気にラッシュ。連打でダウンを奪う。
3R、打ち合いになったところで未奈の左フックがクリーンヒット。ラッシュする未奈の右ストレートでキムは棒立ちになってスタンディングダウン。またも未奈の左フックが奇麗に顔面を捉え、フラフラになったキムへ未奈は左右ストレート連打。レフェリーがストップに入り、未奈のTKO勝ちとなった。
▼第1試合 SB日本女子ミニマム級(48.0kg) エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
〇MISAKI(グラップリングシュートボクサーズ/SB日本女子ミニマム級1位、前J-GIRLSミニフライ級王者)
KO 2R1分57秒 ※スタンディングフロントチョーク
×パク・ユジン(韓国/MAX FCフライ級王者)
MISAKIはアマチュアを経て2016年3月にプロデビュー、3戦目ですでにトップファイターとしての地位を築いていたMIOといきなり対戦し、判定で敗れるも善戦して注目を浴びる。“猪突猛進女子”の異名通り、最初から最後までガムシャラに攻め続ける驚異のスタミナを武器にその後は勝ち続け、2017年12月に無敗の女子高生・寺山日葵を破ってJ-GIRLSミニフライ級王座に就いた。
2018年2月にはMIOが保持するSB日本女子ミニマム級王座に挑戦するが惜敗。同年7月のGirls S-cup -48kg世界トーナメントでは欧州最強女子キックボクサーと目されていたイシス・バービックを1回戦で破る金星をあげたが、準決勝で敗れ3位に。同年12月に寺山とのリマッチでJ-GIRLS王座を失い、今年2月にMARIを破って再起。戦績は12勝(1KO)5敗1分。
対戦相手のパクはMAX FCフライ級王者で14勝(3KO)5敗の戦績を持つ18歳。ヒザ蹴りを得意とするアグレッシブファイターで、ハードパンチャーのMISAKIとは激闘が予想される。
1R、序盤から投げと立ち関節・絞めを狙っていくMISAKI。パクも負けじと首投げを仕掛けようとする。MISAKIは打撃でボディも攻めていった。
2R、パクの首相撲からのヒザを投げで返すMISAKI。左ボディでダメージを与え、ヒザ蹴りの連打でダウンを奪う。ヒザ蹴りからのフロントチョークで絞めあげるがパクは耐えきれず尻もち。立ち上がったところでもう一度MISAKIがフロントチョークにいくと、パクは戦意喪失してMISAKIのKO勝ちとなった。