▼バンタム級 5分3R
〇メラブ・ドヴァリシビリ(ジョージア)15勝4敗(UFC8勝2敗)136lbs/61.69kg
[判定3-0] ※29-28×2, 30-27
×ジョゼ・アルド(ブラジル)31勝8敗(UFC13勝7敗) 136lbs/61.69kg
バンタム級3位のアルドと、6位のドヴァリシビリの対戦。
アルドは、ムエタイベースで初代UFC世界フェザー級王者に。アレクサンダー・ヴォルカノフスキーに判定負け後、バンタム級で再起し、マルロン・モラエス、ピョートル・ヤンに敗れたものの、そこから3連勝。マルロン・ヴェラ、ペドロ・ムニョス、ロブ・フォントらランカー相手に勝利し、3位につけた。
ドヴァリシビリは、ジョージアのレスリングベースで7連勝。1試合平均7回を記録するテイクダウンを武器に勝ち上がり。2021年9月の前戦は元WSOF王者マルロン・モラエスにダウンを喫したものの逆転のKO勝ち。井上直樹、朝倉海の練習仲間で日本でも知られる。
#UFC278 Official Result: Merab Dvalishvili (@MerabDvalishvil) (29-28, 29-28, 30-27) def José Aldo by unanimous decision.
— UFC News (@UFCNews) August 21, 2022
All Fight Results ⬇️:
1R、ともにオーソドックス構え。前足を上下するムエタイスタイルのアルドに、右の後ろ廻し蹴りはドヴァリシビリ。
圧力をかけるドヴァリシビリは金網を背負わせてダブルレッグからシングルレッグへ。片足を持ち上げるが切ったアルド!
スタンド。互いに右ローもアルドのそれにドヴァリシビリは回転。ドヴァリシビリは右ロー。蹴り返すアルド。遠間からのワンツーを見せて組み付くドヴァリシビリだが、シングルレッグに切り替えても組ませないアルドのヒジ狙いに、ドヴァリシビリはバランスを崩す。
圧力をかけるアルド。ボディストレート。ドヴァリシビリも後ろ廻し蹴りで牽制。アルドは右から左で前進。ドヴァリシビリも跳びヒザで押し返す。
2R、中央を取り、前手の左フックを振るアルド。ドヴァリシビリもワンツー。さらにダブルレッグも、片足立ちになりながら倒れず金網を背負うアルド。右で差し上げると、ドヴァリシビリは右ヒザをコツコツと突く。突き放すアルド。
圧力をかけるアルドは左ボディ狙い。またも走り込んでのダブルレッグはドヴァリシビリだが、頭を横に流して差し上げ離れるアルドはテンカオ! ここもしつこくドヴァリシビリは右で差して押し込む。
中央でのドヴァリシビリのダブルレッグを、両足を後方に飛ばしてスプロールして切るアルド。アルドの右の打ち終わりに組み付くドヴァリシビリ。カウンターで腰につくが、アルドは崩れない。
How do you have it scored through the first 10 minutes? 🤔
— UFC (@ufc) August 21, 2022
[ #UFC278 | Live on ESPN+ PPV: https://t.co/1eqEqfIztO ] pic.twitter.com/v4sMl6JLvz
3R、ハグしてから最終ラウンド。すぐにシングルレッグで押し込むドヴァリシビリ。切るアルド。サークリングするアルド。右を振って前に出るドヴァリシビリ。アルドは手数が欲しい。ドヴァリシビリの入りにカウンターのヒザを突くアルド。
詰めてアタックを続けられるのが強みのドヴァリシビリ。アルドは切り続けるが、ドヴァリシビリの左右がかすめると、アルドもカウンターの右ヒザがかすめる。
左右からバックフィストも見せるドヴァリシビリ。足を傷めたか、スタミナ厳しいか動かないアルド。12分の12のテイクダウンディフェンスとアナウンス。ボディロックで崩すドヴァリシビリ。しかしテイクダウンはさせないアルド。スタンドバックからこつこつヒザを突くドヴァリシビリ! そのままブザー。
クリンチ際のヒザ、テイクダウンアテンプトはどう評価されるか。アルドは全テイクダウンを防御している。
Nothing but respect between Aldo and Dvalishvili 👏 #UFC278 pic.twitter.com/kc7JTbp11H
— ESPN MMA (@espnmma) August 21, 2022
判定は3-0(29-28×2, 30-27)でドヴァリシビリが勝利し、UFC8連勝。敗者アルドはドヴァリシビリに頭をつけて抱き寄せ、会話。
🗣 BY UNANIMOUS DECISION!!
— UFC (@ufc) August 21, 2022
Make that 7 straight victories for @MerabDvalishvil! #UFC278 pic.twitter.com/Yek3JhiCBt
試合後、ドヴァリシビリは、「信じられない。これは夢です。アルドが素晴らしいファイターだと覚悟してきました。大きな敬意を彼に表したい。彼はとてもテクニカルでケージ際でも真ん中でもテイクダウン出来なかった。(世界チャンピオンがスパーリングパートナーだが?)アルジャメイン・スターリング、彼がいたからここまで来れました。10年前、英語も喋れないなか、マット・セラや彼に出会い、謙虚になりトレーニングを続け、今の自分があります。彼がいたから。兄弟なんだ」と、コーナーマンのスターリングと歓喜のハグをかわした。
Merab Dvalishvili (@MerabDvalishvil) ties Aljamain Sterling for the longest active UFC win streak in the bantamweight division with seven consecutive wins. #UFC278
— UFC News (@UFCNews) August 21, 2022