強さの幅を増したピコが、元UFCケネディと対戦
▼フェザー級 5分3R
アーロン・ピコ(米国)4位
ジェレミー・ケネディ(カナダ)6位
ロングビーチ大会に、南カリフォルニアのスター、フェザー級4位のアーロン・ピコ(25歳)の参戦が決定した。
ピコは、4歳からレスリングを始め、、カデットとジュニアでフォークスタイル、フリー、グレコの3つのスタイル全てで国内王者に輝くと同時に、ボクシングの全米ジュニアゴールデングローブでも優勝。
10勝3敗のMMAキャリアのすべてをBellatorで戦っており、初戦こそギロチンチョークで一本負けも、以降4連勝。ヘンリー・コラレス、アダム・ボリッチには敗れたものの、その後は6連勝中だ。
コラレスに出鼻をパンチで砕かれ、ボリッチには跳びヒザでKO負けを喫したが、その後の育成カードではランキング外の選手との対戦で連勝。2021年11月には、8位で元LFAフェザー級王者のジャスティン・ゴンザレスにも判定勝ちを収め、2022年4月の前戦ではローカル大会で9勝1敗のアデリ・エドワーズを3R 左ボディブローを効かせてパウンドアウトしている。
卓越したボクシング技術を誇る一方、打たれ弱さもあるパンチ勝負に偏らず、レスリングも活かし、ディビジョン1レスラーのゴンザレスを相手にテイクダウンで圧倒したピコにとって、安定してきた強さを測るのに、最適な相手が次戦に選ばれた。
ピコにとって初の元UFCファイターとの対戦になるジェレミー・ケネディ戦。当初、4月に対戦が決まっていたが、試合1週間前にケネディが欠場。ピコは代役のエドワーズと戦っていた。
MMA17勝3敗のケネディは、ビビアーノ・フェルナンデスの紫帯。MMA8連勝でUFC入りし、オクタゴンでも3連続判定勝ちも、現王者アレクサンダー・ヴォルカノフスキーに2R TKO負けの1敗でリリース。
その後は、Brave CF、PFLで活躍し、2020年11月のマット・バセットとの元UFC対決でBellatorデビュー戦を判定勝利も、2021年4月のボリッチ戦では右カーフキックを効かされ判定負け。2021年12月には、パトリシオとブーネルに敗れているエマニュエル・サンチェスを判定で下し、再起を遂げている。
ボリッチ戦以降、「スタイルを変えた」というケネディは、サンチェス戦で粘り強いレスリングとスクランブルゲームでサンチェスを削って組み勝っており、それをレスリングパートを増やしてきたピコ相手にも上回ることができるか。勝てばピコの座を奪い、トップ5入りとなる。
▼Bellator世界フェザー級タイトルマッチ 5分5R
パトリシオ“ピットブル”・フレイレ(ブラジル)王者・33勝5敗
アダム・ボリッチ(ハンガリー)挑戦者・18勝1敗
なお既報通り、同大会では、メインイベントで、現Bellator世界フェザー級王者パトリシオ“ピットブル”・フレイレ(ブラジル)と、同級2位のアダム・ボリッチ(ハンガリー)のBellator世界フェザー級タイトルマッチ(5分5R)が決定済み。
▼ライト級 5分3R
AJ・マッキー(米国)18勝1敗 ※ライト級初戦
スパイク・カーライル(米国)14勝3敗
さらに、コメインでは、AJ・マッキー(米国)vs.スパイク・カーライル(米国)のライト級戦(5分3R)が発表されている。
▼バンタム級級 5分3R
リチャード・パレンシア(米国)10勝0敗 ※元LFA同級王者
シージェイ・ハミルトン(米国)15勝9敗
また、プレリミナリーでは、元LFAバンタム級王者でMMA10勝無敗のリチャード・パレンシア(米国)がBellator初参戦。MMA15勝9敗のシージェイ・ハミルトン(米国)と対戦する。そのほかのプレリミナリーでも追加カードとしてライト級の3カードが決定した。