右から鶴屋浩代表、健人、怜(C)ゴング格闘技
2022年8月7日(日)GENスポーツパレスにて、「Fighting NEXUS vol.28」が開催された。
第10試合では、バンタム級(61.2kgプラス0.45kg)に近い62kg契約で、パラエストラ千葉ネットワーク総帥の鶴屋浩代表の長男・鶴屋健人(パラエストラ松戸)がプロMMAデビューを果たした。
健人は、幼少期より弟の鶴屋怜とともに浩代表から英才教育を受け、パラエストラでMMAを練習。ボクシングで東京都予選バンタム級優勝でインターハイにも出場すると大学でもボクシングを続け、満を持してプロMMAデビューする。
MMA4勝無敗の弟に続き、兄もMMA界を席巻するか。怜は「打撃に関しては俺の10倍強い兄貴がMMAプロデビュー。俺がホイスで健人はヒクソンや」とSNSに記している。
その鶴屋と対戦するのは、竹下登(U-FILE CAMP登戸)。第74代内閣総理大臣と同姓同名の竹下は全日本アマチュア修斗にも出場し、プロ修斗1敗の戦績を持つ。
▼第10試合 62kg契約 5分2R(延長1R)
〇鶴屋健人(パラエストラ松戸)
[1R 0分08秒 KO] ※左フック
×竹下 登(U-FILE CAMP登戸)
試合は1R、ジャブの刺し合いから、しっかり間合いを取るボクシングベースの鶴屋は、竹下の左ミドルからの右フックに、カウンターの右から左フック! 竹下が後方にダウンすると、鶴屋は勝利を確信したか、パウンド追撃せず。ウォークオフKOを決めた。
すぐにレフェリーが間に入り、8秒KO。試合後、鶴屋は「ベルトを取るんで応援よろしくお願いします」と語った。
試合後、鶴屋家のMMA戦績が、父・浩が7勝2敗3分、怜が5勝無敗、健人が1勝無敗で通算13勝2敗3分になったことがツイートされると、米国修行から帰国し、兄の試合のコーナーマンとしてついた怜は「お父さん足引っ張るなよ。笑」と余裕のツイート。
怜は、9月11日の「PANCRASE 329」でフライ級1位の上田将竜(G-face TEAM緒方道場)と王座挑戦に近づく3Rマッチが控えている。
現在のところ無敗の兄弟の勢いは、まだまだ続くか。